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大根後始末〜その1

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かつてこのブログでも書いたことだが、
今年の大根は、出来が悪かった。

色々あって植え付けの時期を遅らせたのと、
かなり早くから冷え込んだこともあって、
大根が充分に育たなかったのである。
豊作であった昨年の、半分から3分の1くらいのサイズにしか育たず、
一言で表現するなら、「みすぼらしい」としか
言いようのない出来であった。
そのため、今年は人に大根をあげることもなく、
自分1人だけでこれを自己消費していたのだが、
やっぱりこれでは効率が悪く、3月の上旬ごろになっても
うちの畑には、結構な数の大根が残っている有様であった。

我が家の畑は、1年を通して2つの野菜を栽培している。
春から夏にかけてのジャガイモと、秋から冬にかけての大根である。
我が家では、この2つの野菜のみをローテーションで栽培しているのだが、
これはひとえに、それぞれの野菜がある程度、保存が効くためだ。
一人暮らしで野菜の消費率の悪い我が家では、
保存の効かない野菜というのは、非常に扱いに困る。
そのため、光にあてずにおいておけば、
常温でも長期保存の可能なジャガイモと、
畑に植え付けたままにしておけば、とりあえず腐ることのない大根は、
我が家の野菜栽培の「定番」になっているのである。

そのジャガイモの植え付けの時期が迫ってきた。
春植えのジャガイモは、大体、3月が植え付けの時期になる。
早い人は、2月中にも植え付けを済ませてしまうらしいが、
あまりに寒いうちに植え付けると、ジャガイモが発芽せず、
土の中でこれを腐らせてしまうことにもなりかねないので、
自分はある程度、気温が上がってきてから植え付けるようにしている。
今年の冬は寒さが厳しかったものの、さすがに3月に入ってからは
その寒さも緩み、日中はかなり気温も上がり始めた。
時期的にいえば、まさしくジャガイモ植え付けの時期なのだが、
今年は昨年以上の数の大根が、畑に植わったままになっていた。
3月の下旬ごろにジャガイモを植え付けるにしても、
そろそろ土を掘り返して肥料などを入れ、
土作りをしないといけない。
そのためには、この大量に植わったままになっている大根たちを
どうにかしなくてはならない。

まあ、どうにかするといっても、要は引っこ抜くしかない。
改めて畑を見回してみると、未だに40本に近い数の大根が植わっている。
うちの畑は毎年、100本ほどの大根を栽培しているので、
おおよそ半分近くの大根が、残ってしまったわけだ。
長靴を履いて畑に入り、これらを一本ずつ引っこ抜いていく。
本当に細い大根などは、すでに地中部分が腐ってしまっているものもある。
引っこ抜いた大根を並べてみると、それぞれサイズは小さいながらも、
同じ様なサイズのものが多い。
さすがにこれらをそのまま捨ててしまうのはもったいないので、
何とかしてこれらを、保存食に加工してみることにした。

まずは大根の「葉」の部分である。

いつもならこの部分は、刻んでご飯に混ぜ込んだり、
みそ汁の具材にしたり、炒め物にしたりしている。
ただ、それらの調理方法では日持ちがしないため、
今回は何か他の、日持ちする形態に加工しなければならない。
ここで思い至ったのが、スーパーなどで販売されている
「菜飯のもと」である。
これは刻まれた後、塩漬けにして乾燥させた大根の葉で、
炊きたてのご飯に混ぜ込むことによって、
簡単に「菜飯」を作ることが出来る。
自分が大根の葉をご飯に混ぜ込むときには、いつも刻んだものに塩をして
水分を抜いてから混ぜ込んでいるのだが、
これをそのまま、乾燥させてしまえば、
即席の「菜飯のもと」になりそうである。
早速、それぞれの大根から葉の部分を切り取り、
すでに枯れてしまっている葉を全て取り除く。
そして残った青い葉を洗って、まな板の上で細かく刻んでいく。
いつもやっていることなのだが、何せ今回は数が多い。
葉を洗ってはこれを刻み、それをバケツの中に放り込んでいく。
延々とこの作業を繰り返し、全ての大根の葉を刻み終えると、
その量はバケツ一杯半にもなっていた。

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これに塩を大量にバサバサとふりかけ、手でゆっくりと揉み込んでいく。
青菜に塩の例え通り、手で揉み込んでいる最中から水分が出始めたが、
一応、キチンと全体的に揉み込んだ後、
1時間置いて水分が出てくるのを待つ。
1時間経った所でバケツを持ってベランダに行き、
そこに広げたブルーシートの上に、
手で水気を絞った大根の葉を散らしていく。
塩で揉み込んだ大根の葉は、すでに3分の1くらいまで
その容量を減らしている。
さらに残っている水分を、天日にさらすことによって
蒸発させてしまうというわけだ。
なるべく早く水分か飛ぶように、大根の葉をなるべく細かく散らしていく。
どれくらいのスペースが必要になるのか心配だったのだが、
おおよそ畳一枚分ほどのスペースに収めることが出来た。

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バケツ1杯分の大根の葉を、ベランダに干し終わったのがお昼過ぎ。
天気予報を見る限りでは、今日、明日と晴天が続くらしい。
少々風が強かったため、乾燥した大根の葉が飛ばされてしまわないかと
何度も様子を見に行ったが、風で飛ばされる様な様子はなく一安心。
夕方になると、すでにそれなりに乾燥していたのだが、
手に取ってみると、やはりまだ水分が残っているのを感じる。
そのままバケツに入れてみると、1杯半分あった大根の葉は
バケツ半分以下にまでその容量を減らしていた。

翌日、朝からベランダにブルーシートを広げ、
その上に大根の葉を広げていく。
昨日、大根の葉を広げたときはタップリと水分が残っていたため、
わりとブルーシートに貼り付く様な状態になっていたのだが、
今日はかなり乾燥が進んでいるために、
ブルーシートに貼り付くような感じがない。
もし今日、強い風に吹かれる様なことがあったら、
干していた大根の葉が全て飛ばされて、
きれいに無くなってしまっていた、という様なことが起こるかもしれない。
だが、そんな心配を他所に、その日は強い風が吹くこともなく、
夕方にはすっかりと乾き切った大根の葉を回収することが出来た。
あれだけ大量にあった大根の葉は、すっかりと水分を失ってしまって
バケツの底の方にわずかに残っているだけである。
容量で言えば、10分の1以下だろう。

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試しに少しつまんで口の中にいれてみると、
カリッとした感じに乾燥し切っており、
わずかに大根の葉の風味と、塩気を感じることが出来た。
市販の「菜飯のもと」と比べれば、塩分が少ないようだが、
まあそれはそれでヘルシーだと思えばいい。
カラカラになった大根の葉を缶の中に入れて、乾燥剤を放り込む。

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こうしておけば、湿気ることはないだろう。
試しに、炊きあがった麦飯の中に、大さじ一杯分程度、
乾燥させた大根の葉を混ぜ込んでみた。
しばらく置いておくと、大根の葉が麦飯の水分を吸収して
幾分か柔らかくなって、いかにも「菜飯」っぽい仕上がりになった。
これは大成功といっていいだろう。

さて、本題から逃げるわけにはいかない。
今、自分の手元には、40本近い大根(発育不良)が転がっている。
次はなんとかこれを保存食へと、加工しなければならない。

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