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大根栽培〜その1

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ここの所、野菜が高騰している。

自分の住んでいるたつの市などは、全くの田舎町で、
ちょっと中心部を離れれば、いくらでも畑があり、
そこでは様々な野菜が作られているわけだが、
スーパーなどに並ぶ野菜は、遠隔地で生産されているものが
送られてくるため、そちらの影響を大きく受けて、
値段は跳ね上がったままである。

レタスひと玉400円、キャベツ一玉400円、
タマネギが3個入りで300円、大根1本300円である。
白菜などは、半玉で300円という価格がついていたので、
ひと玉まるまるだと600円ということになる。
ひところは、しばらくすれば状況は落ち着き、
価格も安くなってくるだろう、という話もあったが、
結局、その話からかなりの時間が経っても、
野菜は安くなることは無く、高値安定のまま現在に至っている。
キャベツや白菜、大根などは、そろそろこの辺りの畑でも
収穫期を迎え、あちらこちらでワサワサと生い茂っているのだが、
この豊かな実りは、スーパーの価格には影響を与えないらしい。

さて、今年の春ごろから夏にかけて、
我家の小さな畑で、ジャガイモ、枝豆、シソ、ポップコーンを
栽培していたことは、以前にも書いたことがある。
この中では、ジャガイモが一番早く収穫でき、
続いて枝豆、ポップコーンという順で収穫したのだが、
(シソは苗を植えた直後から収穫可能だったが、
 ある程度大きくなってから収穫しないと、
 光合成が充分に行なえず、枯れてしまう可能性があったため、
 しばらく育ててから、ちょびちょびと収穫していた。
 この中で一番長く収穫できたのも、このシソであった)
それらを収穫した後、畑はどうなっていたのだろうか?

実は本音を言えば、すぐに次の野菜を植えてみたかったのだが、
ホームセンターの種・苗売り場にいっても、
これというようなものが見当たらなかったのである。
そうなると、少しの間インターバルをおいて、
夏の終わりか、9月ごろに植えることのできる作物を、
ということになるのだが、
そこで候補に挙がってきたのが、大根と白菜であった。
どちらも晩秋から冬場にかけて収穫期を迎える野菜で、
ここら辺の畑でも、良く栽培されている。
つまり、ここら辺りでも全く問題なく栽培できるということなのだが、
1つ問題がある。
どちらも、かなりの収穫量を見込めるということだ。
……。
それ、別に問題でもなんでもないんじゃない?と、
思われるかも知れないが、たとえ小さな畑といえども
そこ一杯にこれらの野菜を植え付ければ、それはかなりの量になる。
一人暮らしをしている身では、食べきれないかも知れない。
実際、昔、婆さんが畑をやっていたころは、
家族が6人いたにも関わらず、食べきれないほどの野菜が
出来ていたのだ。
(まあ、婆さんの作っていた畑は、
 自分の畑よりも何倍も広い畑だったが……)
その結果、婆さんは余った野菜を親戚に送ったり、
漬け物や、千切り大根のような乾物に加工しなければならなかった。
もちろん、食べきれない分を漬け物にするというのも
出来ない話ではないのだが、塩っ辛い漬け物に加工してしまうと、
野菜の消費ペースは、ますます落ちてしまうことになる。
そうなると、なるべくたくさん穫れて、
さらに一人暮らしでも消費しきれる程度に、
収穫量が抑えられるという、一見、矛盾した収穫量の野菜を
植え付けなければならない。

自分は迷った末、大根を植え付けることに決めた。
白菜に比べると、大根は調理の幅が広いし、
白菜のように漬け物にするだけでなく、天日で干して
乾物(千切り大根)にしてしまうことも出来る。
(正直、面倒くさいので、あまりやりたくはないのだが……)

そうと決めた自分は、早速、ホームセンターに向かい、
大根の種を調べてみた。
ちょうど、植え付けの季節ということで、
何種類もの大根の種が、販売されている。
味がいいだの、おでんにむいているだの、
病気にかかりにくいだのと、様々な宣伝文句が付けられていたのだが、
自分が今回、重要視したのは「病気にかかりにくい」であった。
と、いうのも、自分の栽培の方針は、
「なるべく、カネをかけない」というものなので、
病気になった農作物に薬品を与える、などということを、
極力、したくなかったのである。
そうなってくると、選ばれる品種は病気に強く、
なおかつ、価格の安いタネ、ということになる。
色々と品定めを行なった結果、
「耐病 青首総太り」というのを選び出した。
「耐病」というのがいい。
パッケージにも、「病気に強く、うまい大根」とある。
いかにも、病気にならず、すくすくと育ってくれそうである。
さらに「総太り」という、身もフタもない名前が、実に良かった。
人間で「太い」ということになると、容姿劣悪で、
自己管理できないダメ人間、などという酷い評価をもらうのだが、
大根で「太い」ということになると、これは容姿抜群で
栄養管理の行き届いた最高の大根、ということになる。
さらに決定的だったのは、他のタネがひと袋298円だったのに対し、
このタネだけはひと袋198円であった。
自分は迷わずこのタネを購入した。

さて、遙か昔に婆さんの畑仕事を手伝ったことがあるものの、
自分が1人で行なう農作物栽培というのは、
春に行なったジャガイモ・枝豆・ポップコーン、シソを除けば、
何年か前に、友人に種芋をもらったキクイモくらいのものである。
キクイモについては、基本的に雑草と変わらず、
耕した畑に埋めておくだけで、栽培に成功した。
シソもまた、畑の隅に移植し、最初の1週間ほどの間、
水をやっただけで、勝手にワサワサと生い茂ってくれた。
しかし、ジャガイモ・枝豆・ポップコーンに関しては、
総じてどれも粒が小さく、また収穫量も少なかった。
農薬も肥料もやらない、自然農法というか、放置農法だったのだが、
虫や病気にやられこそしなかったものの、
肝心の収穫量については、非常に残念な結果であった。
恐らくは、肥料を全く与えないという方針が、
この結果を招いたものと思われる。
このことを反省し、今回は若干なりとも肥料を与えてみることにした。

肥料といっても、基本的にカネをかけない方針には、変わりがない。
まず考えたのが、家の敷地の雑草を刈り集め、
積み上げておいたものである。
上の新しい部分は、まだまだ草の形が残っているが、
下の方はいい具合に腐敗(?)して、腐葉土のようになっている。
畑の土を掘り返し、これを混ぜ込んで肥料にするのだ。
だが、ひょっとしたら、これだけでは足りないかも知れない。
そう考えた自分は、再びホームセンターに赴き、
肥料のコーナーを見て回った。
安いものはひと袋80円くらいの鶏糞から、
高いものではひと袋何千円もするような化学肥料まで、
様々な商品が並んでいたが、やはりかけるカネは最低限にしたい。
当然、1番安い鶏糞をふた袋、20kg分購入して、
これを土に混ぜ込んでみた。
もっとも、最初に土に混ぜ込んだのは10kg分だけで、
残り10kg分は、成長具合を見て、追肥として与える分である。
畝になる部分の土をスコップで掘り返し、
そこに腐葉土と鶏糞を混ぜながら、土を戻していった。
大根は土が柔らかいほど、大きく育ちやすいので、
これは一石二鳥のやり方だ。

とりあえず土に肥料を混ぜ込み、畝をキレイに作り直した自分は、
早速、タネを播いてみることにしたのである。

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