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金輪山

投稿日:

世の中には危険極まりないスポーツがある。

雪山登山もそうだし、F1レースもそうだ。

どちらにも、明確な命の危険が存在している。

だが結局の所、一番危険なスポーツというのは、スカイスポーツでは

ないだろうか?

スカイスポーツ。

言葉の感じから、大体の所はわかってもらえると思う。

そう、ハンググライダーやパラグライダー、スカイダイビングなど

空を飛ぶ(?)スポーツだ。

なんと言っても、落ちれば死ぬ。

単純極まりないが、それだけ危険をはらんだスポーツであることは、

間違いがない。

そんなスカイスポーツを、龍野で見ることのできる場所がある。

旧龍野市域に住んでいる人の中には、龍野東中学校の上空辺りを

旋回しながら飛んでいる、パラググライダーを見たことのある人も多いだろう。

東中学校の北東の山の上空を、日曜午後などに優雅に飛んでいることがある。

今回紹介する山は、優雅に飛んでいるパラグライダーの「下」の山だ。

その名を金輪山という。

金輪山は龍野市民にはそこそこ有名な山だ。

龍野市内に住んでいると、TVのアンテナは、ほぼこの金輪山山頂のテレビ塔に

向けて設置することになるからだ。

そうでなくても、龍野市の中心部に出ると、町のすぐ北東部にあるこの山は

わりと目立つ山だ。

龍野市民の中には、この山の名前を片山だと思っている人がいる。

だが片山というのは、あくまでもテレビ塔の存在している地区の名前である。

よく「片山のテレビ塔」というような表現をすることがあるので、

それを山の名前と勘違いしているのではないだろうか?

ともあれこの金輪山、登山の対象として登ることを考えた場合、

大きく3つのルートで登ることができる。

もっとも簡単なのは、山の南側、片山地区からテレビ塔施設までの舗装道路だ。

この道は車で山頂のテレビ塔まで上るための道で、車でも登れるように

きちんと舗装されている。

逆にもっとも長く、登山然としているのは、山の北、梛八幡神社の横の登山口から

登っていくルートで、結構な長距離を歩くことになる。

急な階段もあるので、このコースを登っていくにはそこそこ体力がいる。

最後のひとつは山の西側、テレビ塔からはやや北側くらいの所を、

つづら折りに登っていくルートである。

揖保川の西岸を車で走っていると、山の西面に稲妻のような筋の入っているのを

見たことがある人は多いだろう。

そう、これはあそこを登っていくルートである。

まず、南ルートだ。

これは山の南の登山口から登っているルートで、基本的には

危険の少ないルートだ。

道もきれいに舗装してあるので、風景をゆっくり楽しみながら登っても

足を取られたりすることは、まずない。

途中、何カ所も南側に開けているので、その都度展望を楽しむことができる。

日当りがよく、真冬でも暖かい登山ルートである。

ただ、まれに車が走ってくるので交通事故にだけは気をつけたい。

次に北ルート。

梛八幡神社側の登山口から山に入り、尾根上の山道を歩くルートだ。

道はそれなりに整備されているので、歩きやすい。

周りを木々に囲まれた、もっとも気分の良いハイキングコースだ。

途中かなりの段数の階段があり、そこはじっくりと登っていきたい。

この階段の先には、土の地面むき出しの急登がある。

滑ったりすると事故の元なので、グリップ力の強い靴を選びたい。

ルートの途中には、北、東、西側にひらけている所があるので、

そこで展望を楽しむのも良い。

3つのルートの中では、一番の長距離コースになるので、のんびりと

本格的に楽しみたい場合には、このコースが良いだろう。

最後が西ルートだ。

西ルートの登山口は、ちょっとわかりにくい。

登山口まで車で近づけないことも、わかりにくさを助長している。

舗装されていない農道を歩いて、諦めずに探そう。

登山口に小さな小屋(?)があり、それを目印にすると比較的わかりやすい。

あまり手入れされておらず、草が生えるにまかされている。

その中を踏み跡を辿るようにして、奥に進んでいくとようやく登山道らしくなる。

山の西面に刻まれた、つづら折りの登山道の開始だ。

道についてはあまり説明の必要はない。

尾根に出るまで、ただひたすらにつづら折りを登るだけだ。

どうもこのルートは自然発生的なルートではなく、無理矢理造った感がある。

そのため場所によっては道が崩れていたり、逆に山側の崖が崩れたりしている

箇所があり、そういう所を歩く場合は気をつけないといけない。

尾根上に出てしまうと、後は北ルートと合流になるので、

後は同じように山頂を目指すだけである。

金輪山の山頂は、大きく南側にひらけた広場になっている。

お弁当を広げるのにはぴったりの場所だ。

広場の北にはテレビ塔が立っているが、ここに立ち入ることはできない。

この山頂の広場には、たまに野生の鹿が出てくることがある。

どうもずいぶんな数の鹿がこの山中には、生息しているようである。

南ルートの山頂近く、南面に切り払われた斜面がある。

ここには吹き流しも設置されており、スカイスポーツに使われていることが

一見してわかるようになっている。

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