雑学、雑感、切れ味鋭く、思いのままに。

Falx blog 2

特撮、テレビ 雑感、考察

ウルトラマンR/B感想 11話〜13話

投稿日:

先週放送された13話で、折り返しを迎えたウルトラマンR/B。
今回は、11話から13話までのストーリーを振り返っていきたい。

第11話 「アイゼン狂騒曲」

前回の終盤、愛染マコトの呼び出した暴獣・ホロボロスによって
倒されてしまったカツミ・イサミのウルトラマン兄弟。
人々が絶望に包まれる中、ホロボロスの前に立ちはだかるのは
黒いウルトラマン・ウルトラマンオーブダーク。

人々の注目する中、オーブダークとホロボロスの戦いが始まる。
とはいえ、もともとホロボロスはオーブダークである
愛染マコトが呼び出したもの。
いわばこの戦いは八百長である。
そこそこピンチを演出したりした後、台本どおり、
ホロボロスの撃退に成功するオーブダーク。
人々は新たなウルトラマンの大活躍に大歓喜の声を挙げる。
そんなオーブダークの姿を忌々しげに見つめるカツミとイサミ。
オーブダークは空の彼方へと飛び去り、複雑な表情を浮かべている2人の元に
「おーい」と笑顔で手を振りながら走ってくる愛染。
昭和時代のウルトラマンの定番を踏襲するその姿、
このバカも、作法をわきまえているようだ。
その能天気な姿に、いきり立つカツミとイサミであったが、
ウルトラマンオーブダークの活躍に興奮する人々には
2人の訴えは全く聞いてもらえない。

一方、町中に転がっているホロボロスのクリスタル。
それを拾い上げる、謎の少女。

TVでは「ジード」のときと同じように、ウルトラマンの人気投票が行なわれ、
ロッソとブルよりも人気を得るオーブダーク。
そんな放送を見て、ますますイライラを募らせる兄弟。
そんな2人の様子に、父親と妹のアサヒも心配そうだ。

後日、愛染は再びウルトラマンとして活躍するために
クリスタルを使い怪獣・ベルゼブを呼び出す。
愛染もオーブダークに変身して、ベルゼブとの戦い(八百長)を開始するが
そこに怒りに燃えるカツミとイサミの兄弟が乱入してくる。
そのため戦いは兄弟、オーブダーク、ベルゼブの三つどもえの様相に。
2人はまずベルゼブを撃退した後、自分の用意したシナリオを邪魔され
怒りに任せて突っかかってくるオーブダークと戦い始める。
とはいえ、ブルがオーブダークにコブラツイストをかけたりと、
わりとほのぼのとした雰囲気だったのだが、
それを見ていた謎の少女は、拾ったホロボロスのクリスタルを
ジャイロにはめ込み、ホロボロスを呼び出す。

突然のホロボロスの登場に、驚く3人のウルトラマン。
そんなウルトラマンたちの前で、
ホロボロスはゆっくりと立ち上がるのであった。

いよいよ登場した謎の少女。
カツミ・イサミ兄弟と愛染とでグダグダになりかけている物語に、
ビシッと鞭を入れることが出来るのか?
さらに会話の端にミョーな違和感を漂わせる妹・アサヒ。
彼女は一体、何者なのか?
そして誰が最初にこの違和感に気付くのか?

第12話 「俺たちの守るべきもの」

謎の少女が呼び出した暴獣・ホロボロス。
驚く3人のウルトラマンの前で、ゆっくりと立ち上がった。

オーブダークは前回やったように、ホロボロスをおとなしくさせて
ことを収めようとするが、ホロボロスはオーブダークの制御を受け付けない。
逆にホロボロスに襲いかかられ、あっさりとやられてしまう。
そしてその戦いを見ていたアサヒの前に、オーブリングが転がり落ちる。
そう、それはかつて兄が持っていた謎のアイテム。
それに不審を覚えるアサヒ。

一方、ベルゼブ、オーブダークとの戦いで
すでにエネルギーの切れかかっているカツミとイサミ兄弟。
焦ってホロボロスに戦いを挑むも、その力は凄まじく、
終始圧倒された後、ホロボロスの必殺技を受けて敗れ去ってしまう。
倒れたウルトラマンたちが、2人の兄の姿に戻る所を目撃してしまうアサヒ。
そしてウルトラマンたちが姿を消すのと同時に、ホロボロスも
謎の少女によってクリスタルに戻され、その姿を消す。

ホロボロスに破れ、人間の姿に戻ったカツミとイサミ。
2人は意識の戻らぬまま、病院へと運び込まれる。
そんな2人を心配そうに見守る父と妹。
焦燥の中、かつて家族で撮った写真を眺める父であったが、
ふと写真を持つ手が止まり、その顔に驚きの表情が。

一方、病院では意識を取り戻したカツミとイサミに、
2人がウルトラマンであることを知ったアサヒが、その事実を伝える。
重大な告白に重い空気に包まれる病室だったが、
そんな空気を破るように、再び町にホロボロスが現れる。
あの少女がクリスタルを使い、ホロボロスを召還したのだ。
そのことを知った2人はウルトラマンとして戦いに赴こうとするが、
2人のことを心配するアサヒは、
「何故、2人が戦わなければならないのか?」
と問いかけ、2人を止める。
「いつか、母さんが帰ってくる場所を守るため」
と笑顔で応えた2人は、ウルトラマンへと変身する。

強敵であるホロボロスに対し、2人の立てた作戦は「縄文土器作戦」。
まず土の力でホロボロスを包み、火の力でそれを固めて
ホロボロスの動きを封じ込める作戦だ。
作戦は無事成功し、ホロボロスは倒れたかに見えたが、
ホロボロスはほとんどダメージを受けておらず、
2人に襲いかかってくる。
アサヒの声援に奮起し、再びホロボロスに向かっていく2人だが、
全くといっていいほど歯が立たない。
そのとき、アサヒの手の中にあったオーブリングが光を放ち始め、
その力が2人の兄の元へと届けられる。
2人はオーブリングの力を借りて光線技を放ち、
無事ホロボロスを撃退するのであった。

一方、ホロボロスに破れボロボロの愛染マコトの前に現れる謎の少女。
彼女は愛染に謎の言葉を投げかける。

3人の子供たちが無事に帰ってきたことにほっと胸をなで下ろす父。
子供たちは相変わらず仲がよく、店を手伝ってくれる。
しかしそんな中、父はアサヒに疑念の混じった視線を送る。
父の手の中にあったのはかつての思い出の写真。
幼い日の3兄弟と撮った写真の中に、
アサヒの姿だけが映っていなかったのである。

ついに暗躍を始めた謎の少女。
そしてついに家族の中の違和感に気付いてしまった父。
一体、妹・アサヒとは何者なのか?
むしろ物語的には、ウルトラマンがどうというよりも
こちらの方がグイグイと視聴者を惹き付けており、
まるで父ちゃんが主人公の様ですらある。
それにしても消えた母親、怪獣を呼ぶ少女、謎の妹と、
この番組の女性レギュラーは恐ろしいほどに謎だらけである。

第13話 「秘密はイヤです!」

前回、カツミとイサミがウルトラマンであることを知ったアサヒ。
自分だけ秘密を知らないなんてハッピーじゃない!と、
兄たちに詰め寄る。
そんな妹に、ウルトラマンの話を教えながら
これまでの出来事を振り返る、いわゆる総集編である。

基本的に3人兄弟がじゃれあいながら、
過去の出来事について話すだけなので、こちらは大きな展開もなく、
本当にただの総集編である。
そんな3人を謎の少女が見つめ、ウルトラマンとウルトラマンベリアルの
クリスタルをいじったりするが、3兄弟が彼女に気付くことはない。
ウルトラマンとウルトラマンベリアルといえば、
前作「ウルトラマンジード」の基本形態・プリミティブの組み合わせだ。
ひょっとしてこの先、オーブダークだけではなく
ジードダークも来るのだろうか?
ジードの方はもともとが悪役面だけに、ダークになれば迫力がありそうだ。

一方、今回の本筋とも言える父・ウシオ。
彼は子供たちの思い出の品をしまった箱を取り出し、
その思い出の品を「カツミ」「イサミ」「アサヒ」のものに取り分けていく。
山の様に出てくる「カツミ」と「イサミ」の思い出の品。
だがそこには、あるべきはずの「アサヒ」の思い出の品は、
何1つとして存在していなかった。
その恐るべき事実に愕然となる父・ウシオ。
そこに3人の子供たちが帰ってくるが、ウシオの顔色は優れない。
やがて町中に怪獣・グビラが出現し、カツミとイサミはこれと戦うべく
怪獣の元へと赴く。
店に残された父・ウシオと妹・アサヒ。
ついに父は、彼女に問いかける。
「君は、だれ?」

ウルトラマンとは関係のない所で、とんでもない爆弾が投下された。
カツミもイサミも全く気付かなかった、アサヒの違和感に
一番早く気付いた父。
それだけ彼が、子供たちのことを深く愛しているということなのだろう。
それにしても、本当にアサヒとは一体、何者なのか?
本筋であるウルトラマン関連や、母親関連の謎についても
全くといっていいほど手づかずなのだが、
それらすら霞むほどに不気味な妹・アサヒの存在。

とんでもない謎をはらんだまま迎えた、折り返し地点。
まさかコメディタッチの強いこの作品で、
ここまでドキドキさせられるというのは、完全に予想外であった。
次回は今回の補足という形で、謎の妹・アサヒの正体について
色々と推察していきたい。

Related Articles:

にほんブログ村 その他生活ブログ 雑学・豆知識へ
にほんブログ村

スポンサーリンク
スポンサーリンク

-特撮、テレビ, 雑感、考察

Copyright© Falx blog 2 , 2024 All Rights Reserved Powered by STINGER.