雑学、雑感、切れ味鋭く、思いのままに。

Falx blog 2

雑感、考察 食べ物

食と健康〜その1

更新日:

テレビを見ていると、たまに長寿の老人を取り上げて、
その食生活について、インタビューをしていることがある。

100歳を越えたような老人に、何を食べているか聞くと、
大方の場合、というか、自分が見た限りでは
ほぼ全ての人たちが、自分の食べたいものを食べている。
健康のために○○を~、なんていうことはなく、
自分の好きなものを挙げて、
これが健康のもと、と断言していたりする。
「それ」は人によって様々であるが、
そういうものは大体、昔から好きで食べているもので、
時には医者が眉をひそめるようなものを、
平気で食べている人もいる。
医者が眉をひそめようが、どうしようが、
実際、それを食べ続けて長生きをしているわけだから、
これより確かな「論より証拠」はないだろう。

もうすぐ100歳になろうかという、
うちの婆さんにしても、
その食生活は極端である。
なんと恐ろしいことに、野菜を食べない。
ほとんど食べない。
野菜的なものは、たまに塩辛い漬け物か、
おやつにバナナを食べるくらいである。
極端な偏食と言ってもいい。
それでも、この婆さんは生きている。
100年近く生きていて、特に大きな病気をすることもなく、
自分の好きなものだけ食べて、生きているのである。

こういう老人たちを見ていて、
やがてなんとなく、長寿の秘密がわかってきた。
単純に「才能」である。
彼らは単純に、「長生きできる才能」があるから、
長生きできているのだ。
医者や、栄養学者がどんなにその知恵を絞ってみても、
この老人たちの「才能」の足元にも及ばない。
もし、医者や栄養学者が完璧に正しければ、
他ならぬ医者や栄養学者が、一番長生きすることになる。
しかし、実際にそうなっていない所に、
彼らの学問の辛い所がある。
では、この長生きする老人たちの持っている
「才能」とは何か?
「それ」を自分が持っているかどうか、
どうすればわかるのだろう?

実は、この「才能」が簡単にわかる方法がある。
自分の食べたい物だけを、食べる生活をすればいいのだ。

人間は二通りに分けられる。
自分の食べたい物だけを食べ、
どんどん健康になっていく人間と、
どんどん不健康になっていく人間である。
自分の食べたい物だけを食べ、健康になっていく人間が
「才能」のある人間で、
不健康になる人間が、「才能」のない人間だ。
多分、大半の人間は、食べたいものを食べると
不健康になっていく筈だ。
高血圧、高血糖、肥満、メタボ、成人病……。
これらの病気になり、
食生活を制限しなければならなくなっている人は、
まず「才能」がない。
逆に食べたいものを食べても、
身体に何の異変も起こらない人もいる。
数は少ないだろうが、「才能」のある人たちだ。
同じように食べたいものだけを食べているのに、
この差はどうして生じるのか?

実は「才能」のある人の食べたいものは、
そのとき、身体が欲しているもの「そのもの」である。
身体というのは、ものを食べることによって
身体に必要な栄養素を取り入れている。
もちろん、身体の栄養状態というのは一定ではない。
ある栄養素が足りなくなった場合、
的確にそれを補給しなければ、身体の調子は落ちるし、
ある栄養素が過剰な場合、
それを摂取するのを制限しなければ、
身体に異変が起こることもある。
どんな栄養が足りていて、どんな栄養が足りないかは、
はっきりいってわからない。
だが、ある程度の目安はある。
身体が「足りないもの」を要求するからだ。
わかりやすい例を挙げれば、
身体に水分が足りていなければ、
身体は乾きを示すことによって、
そのことを知らせてくる。
他の栄養素についても、これと同じように
身体が「それを求めている」ということを、
餓えや乾きに近い感覚で、知らせてくるのである。
「それ」を素直に感じとり、
そのまま「それ」を食べたいと感じられる人間こそが、
「才能」のある人間である。
いわば肉体と精神が、正しくひとつの感覚で
統一されている状態と言ってもいい。

これを証明しているのが、男女の寿命の長さの違いだ。
世界的に見て、女性の平均寿命は男性のそれよりも長い。
これは世界のほとんど全ての国で、
女性が食事の支度を担当しているためだろう。
食事を作る際において、
そのメニューの決定権を持っているのは女性である。
なんといっても、自分で作るのだから、
何を作るか、何を食べるかということは、
ほぼ女性が決めているといっていいだろう。
そしてそこでは、女性が「食べたいもの」が、
多かれ少なかれ、メニューの中に投影される。
この場合、出来上がってくる食事は自然と、
他ならぬ女性の身体に
もっとも「あった」ものということになる。
人生において、もっとも口にする機会の多い家庭料理を
女性が作っている以上、
女性が男性よりも長生きするのは、当然といえる。

では、この食べたいものを食べて健康になり、
なおかつ長生きするという「才能」、
これをなんとか身に付けることは出来ないのか?
ある程度までは、可能だろう。
自分の身体が何を欲しているのか?
身体の声を謙虚に聞き取ろうとすれば、
ある程度までは、
精神と肉体の感覚を統一することも出来るだろう。
しかし、ときに身体が「求めるもの」と、
頭で考えた身体に「必要なもの」が
一致しないこともあるだろう。
健康を考えて、色々な知識を得ている人の場合、
その「知識」が、身体の求めるままにすることを、
邪魔することがある。
ようは、そうなったときに、自分の知識よりも
「身体からの声」の方を信じられるかどうか、
ということになる。
ここのところが、最大の難所だ。
冷静に考えてみれば、自分の身体のことは、
自分の身体からの声を聞くのが、もっともシンプルに正しい。
しかし、自分の持っている知識には、
様々な権威の「箔」がついている。
往々にして、人は自分の感覚よりも「箔」のほうにすがる。
そうして自分の身体の声を殺すことによって、
後々、自分の身体も殺すことになるのである。

もっとも世の中には、身体からの声を聞いてもいないのに、
「聞いた」と思い込み、
身体の求めてないものを食べる人もいる。
精神と肉体が乖離してしまっているため、
極めて表面的な「味覚的満足」だけを満たそうとする。
もちろんこれは、先に書いたとおり、
自分の食べたい物を食べて、どんどん不健康になる人間だ。
「才能」がない、典型的なパターンだ。
このまま生活していても、
「才能」に目覚めることはまずないだろう。
そういう場合、何か打てる手はないのか?

ひとつだけ、可能性がある。
「断食」である。
食を断つことによって、
「飢える」という感覚に、
ある程度の期間、身をさらすと、
色々と体質が変化することがある。
これにより、乖離していた精神と肉体がリセットされ、
再び統一されることもある。

ただ、「断食」というのは、肉体にかなりの負担をかける。
素人判断で軽々に行なうのは、危険でもある。
きちんと事前に専門家に相談し、
無理のない計画で、執り行うようにしよう。

Related Articles:

にほんブログ村 その他生活ブログ 雑学・豆知識へ
にほんブログ村

スポンサーリンク
スポンサーリンク

-雑感、考察, 食べ物

Copyright© Falx blog 2 , 2021 All Rights Reserved Powered by STINGER.