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イベント

スタンプラリー

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さて、昨日は毎年4月に行なわれている
「龍野さくら祭り」の最大の目玉イベント、
「武者行列」を中心にして書いてみた。
今日は、この「さくら祭り」のイベントの1つとして行なわれた
「龍野さくら祭りスタンプラリー」について書いていく。

このスタンプラリーという言葉について、
インターネットを使って調べてみると、

『鉄道駅、道の駅、市内、観光地など、ある一定のテーマの中で、
 スタンプを集める企画のことである。
 集めたスタンプに応じて、
 プレゼントなどの特典が与えられることもある』

とある。
今回の「龍野さくら祭りスタンプラリー」はこの内の、
「市内」の「観光地」を巡って行なわれたわけである。
チェックポイントは全て、「さくら祭り」の行なわれている
龍野の旧城下町一帯の中に設定されており、
それぞれを歩いて回っても、迷いさえしなければ
1時間ほどで全てのスタンプを集めることが出来る。

チェックポイントは7つあり、

・龍野図書館
・かどめふれあい館
・武家屋敷資料館
・うすくち龍野醤油資料館
・霞城館
・龍野歴史文化資料館
・観光売店「さくら路」

となっている。
自分は去る4月2日、ちょうど「武者行列」の前日に
このスタンプラリーに参加した。
参加したと言うと、かなり堅苦しいイメージになるが、
実際には上の7つのチェックポイントに、
スタンプの台紙とスタンプ、それに応募箱が設置されており、
そこに用意されている台紙を1枚もらって、
スタンプを押して回れば、それで参加したということになる。
面倒な参加申し込みの手続きがないため、
非常に気楽に参加することが出来る。

自分がこのスタンプラリーを始めたのは、
ちょうど本を借りに龍野図書館に行く「ついで」であった。
従って、必然的にスタートは龍野図書館ということになる。

龍野図書館で台紙を1枚もらい、
最初のスタンプを押そうとしたのだが、
自分の前に小学生くらいの男の子がいて、
何枚もの台紙に、一生懸命スタンプを押している。
なるほど、そういう風に何枚も台紙を持って、
それぞれにスタンプを押していけば、
1回チェックポイントを巡るだけで、何枚も応募できる。
(ちなみに同じ名前での複数応募は無効である旨、
 台紙の方に書いてあった。
 恐らく、同じ住所に住んでいる家族の名前でも書いて、
 応募するつもりなのだろう)
豪華プレゼントの当たる確率が跳ね上がる、いい方法なのだが、
一人暮らしの自分が、その手段を使うには
架空の家族をでっち上げなくてはいけない。
さすがに、そこまでしてプレゼントが欲しいわけでもないので、
男の子がスタンプを押し終わるのを待って、
自分の台紙に最初のスタンプを押し、図書館を後にした。

図書館を出て、揖保川の方に向かって歩いていく。
しばらく行くと下河原商店街があるので、
そこで左折し北上していく。
下河原商店街を抜けると、目の前に
第2のチェックポイントである「かどめふれあい館」がある。
ここは、明治時代後期に建てられた町家を、
原形に沿って再現したもので、
明治時代の龍野の町家の様子を見ることが出来る。
玄関を入ってすぐの所にスタンプ台が設置されており、
ここで第2のスタンプを押す。

かどめふれあい館を出て、西方向へと進んでいくと、
レンガ造りのレトロな建物が見えてくる。
第3のチェックポイント、うすくち龍野醤油資料館である。
ここは、市内でも有数の観光スポットである。
たつの市の名産である「うすくち醤油」の、
さらには日本で最初の醤油資料館として、
龍野観光には欠かせない。
入場料が10円と、信じられないくらい安いため、
誰でも安心して入場することが出来る。
ここでも、入り口を入ってすぐの所に
スタンプ台が設置してあった。
ここで第3のスタンプを押す。

うすくち龍野醤油資料館を出ると、
今度は北に見える鶏籠山に向かって歩いていく。
鶏籠山の麓には龍野城があり、そこに植えられた桜が
今を盛りと咲き誇っている。
第4のチェックポイントである、龍野歴史文化資料館は
龍野城の敷地内にある。
ここでは現在、
「秀吉からのたよりーよみがえる龍野神社の宝物」
という企画展を行なっている。
東京大学史料編纂所の協力を得て修復した秀吉の朱印状や、
書状などが展示されており、長く龍野を治めていた
脇坂氏の初代・安治と秀吉の関係を、伺い知ることが出来る。
ここのスタンプ台は建物の中ではなく、外に設置されている。
ここで第4のスタンプを押す。

龍野歴史文化資料館を出て、
龍野小学校の裏を西に向かっていくと、
第5のチェックポイントである「霞城館」はすぐである。
これは「かじょうかん」と読み、
龍野市出身の文化人を顕彰した文学館となっている。
三木露風、内海信之、矢野勘治、三木清など、
龍野出身の文化人について学ぶことが出来るようになっており、
この霞城館のすぐ隣は、矢野勘治が晩年を過ごした旧宅で、
現在では矢野勘治記念館となっている。
ここも玄関脇にスタンプ台が設置してあるので、
ここで第5のスタンプを押す。

霞城館を出て、龍野小学校の西側を南下していくと、
すぐに第6のチェックポイント「武家屋敷資料館」がある。
ここは江戸時代の武家屋敷を再現したもので、
建物自体がひとつの展示物となっているため、
普段、特別な展示物は置かれていない。
ただ今回、さくら祭りの期間中には部屋の片隅に
ひな人形が展示されていた。
この武家屋敷資料館、入場は無料なので、
気軽に中に入って、見学することが出来る。
こじんまりとして、派手さはないものの、
建物・庭ともにセンス良く、落ち着いた雰囲気を醸し出している。
非常に自分好みの家であった。
ただ、江戸時代の建築物を再現している故か、
万事において造りが小さく、下手をすれば鴨居で頭を打ちそうだ。
ここも玄関を入った所にスタンプ台があり、
ここで第6のスタンプを押す。

武家屋敷資料館を出て南へ歩いていくと、
やがて龍野公園へと上がっていく道に行き当たる。
さくら祭りが行なわれているため、
龍野公園付近は車が立ち入れないようになっており、
一種の歩行者天国になっている。
龍野公園の一画に、最後のチェックポイント「さくら路」がある。
ここは、小さな売店兼食堂なのだが、
さくら祭りの期間中は、近くに各種屋台や、
たつのの名産品を販売する臨時の売店が出来ているため、
普段からは考えられないほど、客が詰めかけていた。
この店の軒先に、スタンプ台が設置されており、
そこで最後のスタンプを押して、スタンプコンプリートだ。
近辺にはたくさんのソメイヨシノが植えられており、
その下で花見弁当を広げる客や、動物園を見て回る客で、
人が溢れ返っている。
この近辺が、これだけ活気を呈するのは、
1年のうちでも、この時期だけであろう。

全てのスタンプを集めた自分は、
スタート地点である龍野図書館へと戻る。
そこに自転車を停めているからだ。
龍野図書館の応募箱の中に、
住所・氏名・年齢を記入した台紙を放り込み、
スタンプラリーは終了だ。

豪華賞品が当たるかどうかは、全くの運任せになるのだが、
はたしてどうなるか?
期待し過ぎずに、結果を待ちたい。

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