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ドクダミ茶

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3~5月というのは、芽吹きの季節である。

山に行けば、木々には新しい葉が育ち始め、
野に行けば、様々な草木が芽吹いている。
生命力の溢れる季節であり、この季節が好きだという人も多いが、
自分にとってこの時期は、やや憂鬱気味になる。

植物が一斉に芽吹く、ということは、
庭の雑草も一気に生え始めるということでもある。
この季節、庭の雑草は、抜いても抜いても、際限なく生えてくる。
うちの地面に、それだけの植物を育てる栄養があるのかと、
うんざりしながら、雑草をこまめに引き抜くのだが、
性格的なものか、「除草剤」などを撒いてみようとは思わない。

以前、書いたことがあるが、我が家に生えて来る雑草の中に、
「ドクダミ」がある。
うちの敷地の何カ所かで繁茂しており、
年々その生息範囲を広げてきている。
ある意味、侵略的外来種といってもいい草なのだが、
以前、「ドクダミ」について書いたときに、
友人から
「花が咲くころに呼んでくれ、摘み取ってお茶にするから」
と言われた。
あの臭くて、うっとおしい「ドクダミ」が欲しいというのである。
もちろん、こちらとしては「好きなだけ持って行ってくれ」という
返事を送ったのだが、
今年も5月になり、「ドクダミ」は一斉に花を咲かせ始めた。
早速、友人に一報を送ると、すぐに小さな鎌を持って、
「ドクダミ」の収穫にやってきた。
うちで一番「ドクダミ」がはびこっている……、いや、
繁茂している場所に連れて行き、
好きなだけ持って行ってくれというと、
早速、鎌を使い、「ドクダミ」を根元近くから刈り取り始めた。
そこに生えていた「ドクダミ」の半分ほどを刈り取ると、
それを大きなビニール袋に詰めて、帰っていった。
この後、何本かずつに束ねて、陰干しするらしい。

さて、友人が帰った後、
「ドクダミ」の生えていた場所を見てみると、
残り半分ほどの場所には、まだ「ドクダミ」が生えているため、
見た目的に、ちょっと不細工なことになっている。
ついでなので、残りの「ドクダミ」も刈り取って、
我が家でも「ドクダミ茶」を作ってみることにした。

早速、家の中からバケツと鎌を持ってきて、
バッサバッサと「ドクダミ」を刈り取っていく。
根ごと引き抜こうとすると、結構、面倒なのだが、
鎌で刈り取るとなると、話は早い。
大雑把に「ドクダミ」を掴み、そのまま根元近くを鎌で切り取る。
切り取った「ドクダミ」をそのままバケツの中に放り込む。
バケツ1杯の「ドクダミ」を刈り取った辺りで、
一帯はきれいになった。
調べてみた所によると、本来はこれを何本かずつヒモで縛り、
風通しのいい所で、陰干ししないといけないのだが、
刈り取った「ドクダミ」の本数は多く、
そんな面倒なことはやってられない。
自分は、家の2階のベランダの床を、さっと掃除して、
そこにバケツ一杯の「ドクダミ」をぶちまけた。
手で「ドクダミ」を広げていきながら、
中に混じっている雑草を取り除く。
ベランダには屋根がついているため、直射日光は当たらない。
このまま放置しておけば、そのうちにカラカラになるだろう。
夜露に濡らすと、せっかく乾燥させたものが、また湿気るので、
夕方になると、バケツに戻して家の中に回収し、
翌朝になると、また、ベランダにぶちまける。
こういうことを、1週間近く繰り返していると、
瑞々しかった「ドクダミ」も、見事にカラカラに乾き切った。
途中、風が強くなったときには、
吹き飛ばされてしまわないかとハラハラしたりもしたが、
結局、上手く干し上げることが出来た。
後はこれを細かく刻み、密封容器に入れて乾燥剤を入れておけば、
それで「ドクダミ茶」の完成、ということになる。

とりあえず、ということで、
乾燥した「ドクダミ」をいくつか鍋に入れ、
それに水を入れて、火をかけた。
調べてみると、30~60分ほど煮出す、とあるのだが、
さすがにそこまで時間をかけるのも面倒くさい。
鍋の中の水が沸騰した所で、鍋をコンロから下ろし、
そのまま鍋を毛布で包み込んだ。
うまくいけば、これである程度の成分は、出てくれるだろう。
そのまま2~3時間ほどおいてから、毛布をほどき、
鍋のフタを開けてみると、鍋の中のお湯は茶色に染まっている。
ほんのりと独特の香りがあるが、生の「ドクダミ」から感じる
あの強烈さはもうない。
だが、いざ、それを口に入れるとなると、
どうしても躊躇してしまう。
と、いうのも、インターネットで調べてみた所では、
ほとんどのサイトで、「マズい」「美味しいものではない」という
味の評価がなされていたからである。
意を決し、コップの中に「ドクダミ茶」を汲み、
これを口にしてみると、存外、大した味はしない。
味自体は結構薄く、やや独特の香りがあるものの、
生の「ドクダミ」の、あの香りに比べると、許容範囲内である。
緊張して口に運んだ分だけ、
そのあっけなさに拍子抜けしてしまった。

よくよく考えてみれば、30~60分かけて煮出す所を、
随分といい加減なやり方で、省略してしまった。
ひょっとしたら、そのせいで充分に成分が
抽出されなかったのかも知れない。
色を見てみると、やや薄い麦茶といった所で、
砂糖でも入れて、ティーカップに注げば、
ハーブティーだといっても、みんな騙されそうな味である。
まあ、充分に成分は抽出されていないかも知れないが、
色合いから判別するに、
全く抽出されていないということもないだろう。
無理矢理成分を抽出させ、マズくて飲めないようなものになるよりは、
普通に飲める味に仕上がっているだけ、
まだ、こちらの方がマシかも知れない。

味については、ロクな評価のない「ドクダミ茶」だが、
その健康効果は盛りだくさんである。
主だったものを挙げてみると、
・便秘
・むくみ
・オデキ
・動脈硬化
・蓄膿症
などに、効果があるという。
一瞬、おお、凄い!と思ったが、
自分は別に便秘ではないし、むくみもない。
オデキが出来て困っていることもないし、
動脈硬化や蓄膿症を患っていることもない。
つまり、これを飲んでみても、
目に見える健康効果は上がらない、ということになる。
つまり、自分にとって「ドクダミ茶」は、
ただミョーな味がするだけの、
変わった飲み物に過ぎないということである。

まあ、冷やして飲むという飲み方もあるようなので、
これからの季節、麦茶の代わりに、ということになりそうだ。

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