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ウルトラマンオーブ

投稿日:

昨年、新作「ウルトラマン」シリーズとして、
久しぶりに全話を視聴した「ウルトラマンジード」。

シリーズを通して視るのは、実に「ウルトラマンメビウス」以来の
ことだったのだが、半年間の間、非常に楽しく視聴することが出来た。
地上波では、我が家では映らないテレビ東京系で
放送されていたにも関わらず、これを全話視ることが出来たのは、
ひとえに動画サイトのおかげである。
テレビ放送が終了する毎週土曜日の午前9時30分以降、
その週放送された内容を、公式チャンネルで1週間、視ることが出来た。
もちろん、一切の時間的な制限はなく、
翌週の放送が終了するまでは、何度でも繰り返して視れるという
非常に視聴しやすい環境が整えられていた。
その恩恵にあずかり、半年間に渡って、
新作である「ウルトラマンジード」を視聴することが出来たのである。

そして、その「ウルトラマンジード」の終了後、
同じ時間帯で、「ウルトラマンオーブ・ザ・クロニクル」という番組が
始まった。
これは「ジード」の1つ前のシリーズ作品であった
「ウルトラマンオーブ」を、新録した解説シーンと共に
再放送するという番組である。
この「ウルトラマンオーブ」に関しては、
その存在は知っていたものの、一度も視聴したことがなかった。
そのため、今回、「ウルトラマンオーブ・ザ・クロニクル」という形で
再放送が始まると決まって、そのままこれを見続けることにしたのである。

この「ウルトラマンオーブ」も、従来の「ウルトラ」シリーズとは
かなり毛色の違う作品である。
まず、主人公の「ウルトラマンオーブ」は、
彼自身、単体で変身することはなく、
カードに秘められた先輩ウルトラマン、それも2人の力を借りて
ウルトラマンへの変身を果たすことになる。
この点、自分などからすれば「ウルトラマンジード」と
同じように感じるのだが、本来的にいえば、
この2人の先輩ウルトラマンの力を借りて変身する、というのは、
「ウルトラマンオーブ」の方が先である。
(後に、3人の先輩ウルトラマンの力を借りて変身する
 特殊な変身も登場することになるのだが……)
「ウルトラマンオーブ」の世界では、
魔王獣と呼ばれる怪獣が出現しており、
主人公・クレナイガイは、この魔王獣と戦うために
カードに秘められた先輩ウルトラマン2人の力を借りて
「ウルトラマンオーブ」へと変身(フュージョンアップ)する。
「ジード」との違いは、もともとオーブには「オーブオリジン」という
彼自身のオリジナルの形態を持っているのだが、
ワケあってその力を失い、それを補う様な形でカードを使い、
様々な形態の「ウルトラマンオーブ」へと、
フュージョンアップするのである。

さらに主人公・クレナイガイをとりまく、周りの環境も独特である。
まず、彼自身は地球人と一体化している「ウルトラマン」タイプではなく、
ウルトラマンが地球人に擬態している「ウルトラセブン」タイプである。
そんな彼は、過去のシリーズの主人公の様に
防衛チームに所属することもなく、気ままな風来坊である。
(防衛チーム自体はちゃんと存在している)
彼は私設の怪奇現象調査チーム「SSP」の3人と関わりながら、
町に現れる怪獣(魔王獣)と戦いを繰り広げていく。
レギュラーキャラクターのほとんどが、
ウルトラマンの正体を知っていた「ジード」と違い、
彼の正体は秘密ということになっている。
だが、そんな中、彼の正体を知る謎の男・ジャグラス=ジャグラー。
ガイは悩み、迷いを振り払いながら、かつての力を取り戻していく。

この「ウルトラマンオーブ・ザ・クロニクル」は、
新録を加えた構成になっているとはいえ、要は再放送である。
全く先の展開の分からなかった「ジード」のときとは違い、
インターネット上などでは、そこかしこに、情報が氾濫している。
だから、「ジード」のときの様な新鮮な楽しみ方は出来ないが、
気になることについては、先の放送を待たずとも、
ネットで情報を発掘することによって、いくらでも知ることが出来る。
リアルな放送を追っているときの様な、
先の分からないドキドキ感は無いが、
気になったことを調べると、一通りの情報が手に入るというのは、
それはそれでストレスが無くていいものである。

そんなワケで「ウルトラマンオーブ」について、
一通りのことをインターネットで調べてみた所、
全25話、おおよそ半年間に渡って放送されていたことが分かった。
詰まる所、毎週1話ずつ再放送していく限り、
25週間は「ウルトラマンオーブ」を楽しむことが出来る。
……。
まあ、そんな風に思っていたのだが、本編が6話ほど進んだ所で
第7話において総集編が放送され(新録?)、
主人公・ウルトラマンオーブの様々なフュージョンアップ形態が紹介された。
その総集編の中では、未だ本編に登場していない形態も紹介されていたので、
恐らく過去の本放送のときには無かったものなのだろう。
で、その翌週から再び本編が始まるのかと思っていたら、
今度は劇場版である「ウルトラマンオーブ・絆の力、おかりします」が
30分ずつ、3週に渡って放送されることになった。
調べてみた所、映画の時間軸は本編終了後、ということになっており、
冒頭、オーブがハワイ(?)でウルトラマンゼロと共闘し、
その後にアロハシャツを着て日本に帰還するという、
なかなかぶっ飛んだ展開が繰り広げられている。
やはり、この「ザ・クロニクル」は再放送ということもあり、
すでに「ウルトラマンオーブ」を知っている人間を
対象にしているということなのだろう。
そういう意味では、先が気になってインターネットで色々と調べたのは
視聴する上では正解だったといえる。
調べてみた所、この「ウルトラマンオーブ」には、
この劇場版の他にもスピンアウト作品などが、いくつか存在している。
それら全てが放送されるのかどうかは分からないが、
この様子からしてみると、全く放送されないということもなさそうだ。
そうなると、この「ザ・クロニクル」の放送回数も
単純に25話で終わるということもなさそうである。
9ヶ月、あるいは1年間続くのかは分からないが、
その期間中は、タップリと「ウルトラマンオーブ」を
楽しむことが出来そうである。

さて、問題はこの「ウルトラマンオーブ・ザ・クロニクル」が
終わった後である。
これと同じ様な感じで「ジード・ザ・クロニクル」が始まるのか、
あるいは、全く新作の「ウルトラマン」が始まるのか?

個人的には新作を熱望したい所だが、
その結果が分かるのは、まだまだ先になりそうである。

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