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天気予報新語録

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最近、天気予報を見ていると、

昔は聞いたこともなかったような言葉を、よく聞く。

例えば、「特別警報」。

これは最近、聞くようになった。

冷静になって聞いてみれば、なかなかすごい響きである。

そもそも、自分たちの世代では、

「警報」が出れば学校が休みになる、というくらいの認識だった。

子供の感覚でいえば、学校が休みになるというのは、

それが天候のせいであれ、インフルエンザのせいであれ、

最大級の危険信号であった。

それを上回る「特別警報」である。

実は「特別警報」が運用され始めて、まだ1年とちょっとしか、たっていない。

そのわりには、この1年の間で何度も耳にしている気がする。

ちょっと、「特別警報」が出される条件というのを、書き出してみよう。

「特別警報が対象とする現象は、18000人以上の死者・行方不明者を出した

 『東日本大震災』における大津波や、我が国観測史上最高の潮位を記録し、

 5000人以上の死者・行方不明者を出した『伊勢湾台風』の高潮、

 紀伊半島に甚大な被害をもたらし、100人近い死者・行方不明者を出した、

 『平成23年・台風12号』の豪雨が該当します」

死者・行方不明者数に180倍近い幅はあるものの、

3桁を超える死者・行方不明者が出る事態、と認識しておけば間違いがない。

さらにこう続いている。

「特別警報が出た場合、お住まいの地域は数十年に一度しかないような、

 非常に危険な状況にあります。

 周囲の状況や、市町村からの発表される避難指示・避難勧告などの情報に

 留意し、直ちに命を守るための行動をとってください」

これをそのまま受け止めれば、数十年に一度しかないような、

危機的な状況が迫っている、ということになる。

この「特別警報」を、この1年のうちに

何度か聞いているというのは、どういうことだろう?

調べてみると、この1年のうちに3回発令されていた。

計算が合わないような気もする。

この発令が適正であった、とするならば、

我々の想像以上に、気象的危険というのは何度も訪れていることになる。

命を守るための行動をとってください、という指針が示されているが、

よほど普段から災害に気を使っていないと、

オタオタするだけで終わってしまいそうだ。

「ゲリラ豪雨」という言葉も、わりと新しい。

これもなかなかに、ドスの聞いた言葉である。

「ゲリラ」などという言葉は、平和な日本に住んでいる限り、

まず耳にしない言葉であった。

国語辞典で「ゲリラ」を引いてみると、

ゲリラ……小部隊で奇襲し、敵の後方をかき乱す戦法。

     またその部隊。

ということになっている。

イメージとして浮かんでくるのは、

戦争、中近東、テロリストなどといった所だろうか。

平和な中東諸国には申し訳ないが、どうもそういうイメージがある。

「ゲリラ豪雨」という言葉は、2006年ごろから使われ始めた。

2008年には流行語大賞を取っている。

やはり「ゲリラ」という言葉の響きは、かなりインパクトがあったようだ。

もちろん「ゲリラ豪雨」以前にも、同じような局地的な豪雨というのはあった。

それらは「局地的大雨」や「集中豪雨」といった言葉で表されていた。

ただ、積乱雲の発生による局地的豪雨は、その予測が困難であり、

その意味から「ゲリラ」という言葉をつけられたらしい。

基本的に、気象庁でも予測が困難であることから、

一般人には、前もって対策しておく、という方法しかとることはできない。

普段から避難場所や、そこまでのルートについては、よく調べておこう。

「竜巻注意報」も新しい。

2008年から、天気予報の中で出されるようになった。

それまで、日本には竜巻に対する注意報というものはなかっただけに、

最初これを見たときは、かなり驚いたものだ。

竜巻といえば、アメリカなどで起きているイメージであったが、

意外と身近なところでも、被害を出しているのだ。

もっとも、これに関していえば、発令されたからといって、

どういう対処をしていいのか、わからない所がある。

アメリカなどの竜巻被害を見ていると、車や大型商業施設などが、

かなり手ひどい被害を受けている。

少なくとも、屋内に逃げ込むことが、安全に繋がるというわけではないようだ。

竜巻の規模も、小さいものでは、直径数m程度のものから、

大きいものでは、直径数百mから1kmもあるものまで存在する。

これが町をバリバリと破壊しながら、移動するのである。

まるでゴジラだ。

移動速度が時速100kmちかいものもあり、

そうなってくると、ある意味、ゴジラより質が悪い。

対応としては、地下室へ逃げ込むのが一番安全であるが、

地下室というのは、そうそうどこにでもあるものではない。

家の中に隠れる場合、家の中心の、窓のない部屋で、

身を屈めてじっとしているのが良いらしいが、なんとも心細いことだ。

さて、「特別警報」「ゲリラ豪雨」「竜巻注意報」。

天気予報の、新しい言葉について取り上げてみた。

これらは、いざ発令されたり、起こったりした後に、

どんなにがんばってみた所で、大した対策はとれない。

やはり災害には、普段からの対策がものを言うのだ。

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