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ウルトラマンR/B感想 第5話〜第7話

更新日:

今回は前回に引き続き、ウルトラマンR/B 第5話から第7話までの
感想を書いていく。

第5話 「さよならイカロス」

イサミの大学の同級生・二宮ユウハ。
彼女は、自ら作り上げた「翼」で空を飛ぶことに挑戦し続けている。

ここで、ちょっと違和感。
まだまだ人類が空を飛ぶことに成功していない、という時代であれば、
自ら作り上げた「翼」で飛ぶことに挑戦する、というのも
分からなくはないのだが、すでに様々な方法によって人類が空を飛べる現在、
「空を飛ぶ」ということに挑戦するというのは、
あまり意味がないのではないか?
もちろん、全く新しい装置、力学を使ってということであれば
「空を飛ぶ」ことにも意味はあるのだろうが、
彼女の使っている装置を見る限りでは、それこそ「鳥人間コンテスト」の
延長線上のようなもので、改めて挑戦する意味はないように思える。
(もっとも、彼女の装置に何らかの新技術が使われている可能性も
 あるのだが……)

彼女の使っている装置では、まだまだ完全な飛行は無理な様で、
何度も空に向かって飛び立っては、墜落しているような有様で、
そんな彼女につけられたあだ名が「イカロス」なワケである。

その後、彼女に協力することになったイサミ。
彼女の作っているのは、人力によって人口の翼を羽ばたかせ、
それによって飛行しようという装置だ。
やはり現代の飛行技術というよりは、かなり前時代的な仕組みだ。
ひょっとすると、装置には何らかの補助装置が組み込まれており、
研究としてはそちらの方がメインなのかも知れない。
兄・カツミ、妹・アサヒも見守る中、笛鳴山で飛行実験をおこなうが、
ある一定距離は飛ぶことが出来るものの、飛行状態を維持することが難しく、
結局は墜落してしまうことになる。
見ている感じだと、装置にはパラシュートのような安全装置が
全く用意されておらず、ユウハはそのまま地面へと墜落している。
それで特に大怪我もせず、死ぬこともない彼女も大概である。

壊れた装置を修理しながら、ユウハの身の上について話を聞くイサミ。
どうやら彼女は名家の娘の様で、すでに親の決めた婚約者もいるらしい。
彼女が飛行実験に夢中になっているのは、
いずれ結婚して自由が無くなる前に、思い切りやりたいことに打ち込みたい
ということらしい。

そして繰り返される実験の最中、怪獣・グエバッサーが現れる。
イサミとカツミはウルトラマンに変身して怪獣と戦い、
ユウハは戦いの中で怪獣の巻き起こす風に乗り、
空へと舞い上がることに成功する。
イサミは新たに入手した「風」のクリスタルを使い、新たな姿に変身、
その力を使ってグエバッサーを倒すことに成功する。
後日、ユウハは学校を辞め、海外へと留学していくのであった。

前回が兄・カツミのストーリー、そして今回は弟・イサミのストーリーだ。
サブタイトルにある「イカロス」とは、神話の中で
自ら作った羽根で空を飛ぼうとした人間の名前である。
ただ、ウルトラシリーズでいえば、
有名な「イカルス星人」という宇宙人がおり、
実は今回の話も、最初、「イカルス星人」絡みの話なのか?と、
思わず勘違いしてしまった。

第6話 「宿敵!あねご必殺拳」

かつて、やんちゃだったカツミ・イサミ兄弟が、
子供のころ世話になった元警官・小牧カオルが4年ぶりに帰ってきた。
彼女は「あっちむいてホイ」の達人で、カツミもイサミも
これまでに一度も勝ったことがなかったのだ。

さて、この小牧カオル、通称「こま姐」という人物だが、
どういう事情によるのか、現在はミョーな格好をして世界中を旅し、
何年かごとに日本へ帰ってきているらしい。
前回、4年前に日本に帰ってきた際も、カツミ・イサミ兄弟相手に
「あっちむいてホイ」勝負を行なって全勝しているらしい。
4年前ということは、カツミの方は19歳。
家族のために野球を断念したという話があったから、
その時点で実家のブティックで働き始めたとするのなら、
すでに社会人であったはずで、弟のイサミも高校生くらいだろう。
その年齢になっても、真面目に「あっちむいてホイ」をやっていたわけだから、
この兄弟と「こま姐」の間にはよほどの因縁があるのだろう。
今回の勝負では、これまでのデータを活かし、
イサミがじゃんけん勝負に勝利を収めることに成功する。
もちろん、その後の「あっちむいてホイ」パートで
勝ちを確定させることは出来なかったが……。

4年ぶりの「あっちむいてホイ」勝負で勝ちを収めた「こま姐」は、
そのまま颯爽と旅立とうとするが、その前にアイゼンテック社社長、
愛染誠が姿を現す。
愛染は前回同様、クリスタルを用いて怪獣・メカゴモラを出現させるのだが、
そのメカゴモラの内部に「こま姐」が取り込まれてしまった。

一方、怪獣の出現を察知したカツミ・イサミ兄弟はウルトラマンに変身、
メカゴモラとの戦闘を開始する。
だが、戦いの最中、メカゴモラの内部に
「こま姐」が取り込まれていることに気がついたカツミとイサミは
思い切って怪獣を攻撃することが出来ない。
しかし怪獣を放っておいたら、町にドンドン被害が……。
2人は覚悟を決めて、怪獣を倒すことを決意。
イサミの新必殺技で怪獣を撃破することに成功するが、
怪獣も大爆発を起こしてしまう。
その結果に呆然とするイサミだったが、間一髪の所で兄・カツミが
「風」のクリスタルの力を使い、怪獣内部に取り込まれていた
「こま姐」を無事に救い出していたのだった。

かつて「ウルトラマンオーブ」でもあった、
仲間が怪獣内部に取り込まれる展開。
オーブのときは、オーブ自体が半狂乱状態で戦っていたため
中に取り込まれた人間のことなど全く斟酌せずに攻撃を加えていたが、
今回はキッチリと攻撃をためらう王道的展開だった。

第7話 「ヒーロー失格」

前回、メカゴモラとの戦いで、
子供のころからの恩人を死なせてしまいそうになったイサミ。

そのときの後悔と恐怖に苛まされるイサミだったが、
そんな彼の前に、怪獣・グルジオボーンが現れる。
兄・カツミが仕事で手が離せないため、イサミが1人で戦おうとするが、
どういうワケかルーブジャイロを使っても変身することが出来ない。
いきなり変身できなくなったことに慌て、思わず怪獣に対して
「ちょっと待って!」というイサミもシュールだが、
その言葉を真に受けて、本当に待っててくれる怪獣も大概だ。
この辺りのコミカルさは、「ウルトラマンR/B」ならではのものだろう。
しかしいくら試してみても、ルーブジャイロは作動せず、
イサミはウルトラマンに変身することが出来ない。
さすがに怪獣も焦れて(多分中身は愛染誠?)、
変身できないイサミに襲いかかってくるのだが、
そこに間一髪、仕事を切り上げた兄・カツミが変身して駆けつけてくる。
「何故変身しないのか?」「いや、出来ないんだ!」と、
兄弟達の会話が続くのだが、ここで痺れを切らせたグルジオボーンが
カツミ(ウルトラマンロッソ)をはり倒す。
そして怒ったグルジオボーンは、そのままウルトラマンと戦うことなく
帰ってしまう。

怪獣との戦いの後、突然変身できなくなったことを不審がるイサミは、
この機会にルーブジャイロを分解してみようと言い出す。
慌てるカツミ。
よくよく見てみると、カツミの顔にビンタの跡が赤く残っている。
さらに2人の歩くのに合わせて、何やらキュッキュッと可愛い音が。
よくよく見てみると、イサミが履いているのはいつもの靴ではなく
明らかに室内用と思われるうさちゃんスリッパ。
そう、明らかにイサミの様子がおかしいのである。

カツミは入院中の「こま姐」の見舞いにいった帰り、
落ち込んでいるイサミの姿を見つける。
やはり前回、危うく「こま姐」を殺してしまう所だったという恐怖が
イサミの心に大きな影を落としていたのだ。
そこに再び現れるグルジオボーン。
カツミは「先に行ってるからな」と言い残して変身、怪獣に向かっていく。
変身できないイサミは、入院中の「こま姐」を避難させるべく病院へ。
だが、避難の最中、2人は怪獣との戦いに巻き込まれ大ピンチ。
しかし身体を張って2人を守ろうとする兄・カツミの姿を見たイサミは
勇気を取り戻し、再びウルトラマンへと変身する。
今回は、イサミが「風」のクリスタルを使い、
さらにカツミが「水」のクリスタルの力を使うことによって
活路を見出し、無事にグルジオボーンを撃退することに成功する。

戦いの後、無事にケガが完治した「こま姐」は、
カツミとイサミに笑顔で別れを告げて旅立っていく。
別れ際の「こま姐」の態度から察するに、彼女もまた監督と同じように
彼らがウルトラマンであることに気がついたのかも知れない。

これまでのウルトラマンではなかなか見ることの出来なかった、
変身者の精神的不調による変身不能。
これを逆に考えるのであれば、変身者の精神状態が良ければ良いほど
ウルトラマンに変身したときの能力が向上しているとは考えられないか?
そういう意味で考えてみれば、この「ウルトラマンR/B」は
実はとてもデリケートなウルトラマンなのかも知れない。

さて、ここまで7話分の感想を書いてきたが、
第1話の際に挙げた、様々な「謎」については
全く明らかになっていないといっていい。
(実は、この後の8話、9話でちょっとだけ明らかになる)
ときにシリアスなテーマを取り扱いながらも、
持ち前のコミカルな作風で、重々しさを全く感じさせない「ルーブ」。
物語は序盤を経て、いよいよ中盤に差し掛かる所だが、
はたしてこのコミカルな兄弟ウルトラマンには
この先、どのような運命が待っているのであろうか。

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