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ウルトラマンR/B感想 第2話〜第4話

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新作ウルトラマン「ウルトラマンR/B」がスタートして、ほぼ2ヶ月。
ここまで1話も欠かすことなく視聴してきたわけだが、
ここらで一旦、各話についての簡単な感想を書いていきたい。

第2話 「兄弟の絆」

冒頭の「これまでのあらすじ」紹介シーン。
ここではウルトラマンであるカツミ・イサミの兄弟によって
前回のあらすじが語られるのだが、これまでのシリーズと違い
何ともノリが軽い。
わりとマジメにあらすじ紹介しようとするカツミと、
感覚重視で適当にあらすじ紹介を済ませようとするイサミの掛け合い。
ただ、結局は弟・イサミのペースであらすじ紹介は終わる。
以降、あらすじ紹介については、各話、こんな感じで進んでいく。

冒頭、ウルトラマンに変身できるようになった2人は、
深夜、人気のない山中でこっそり変身し、その能力について色々試してみる。
やはり、ここら辺り、全くガイド役がいないまま
ウルトラマンの力を手に入れてしまったため、
色々と試してみたくなるのは、無理もない所だろう。
色々と試しているうちに、ウルトラマンが空を飛べることを発見、
その他、光線技などが出ることを確認しているうちに3分が経過し、
元の人間の姿に戻ってしまう。

カツミ・イサミの2人は、ウルトラマンとしての心構えについて
意見が対立する。
正体を隠すことの是非、その責任の背負い方など、
極めて重要な部分についても2人の意見は対立し、喧嘩別れしてしまう。
そんな2人の様子を心配そうに見守る妹のアサヒ。
そんなイサミとアサヒの前に怪獣・ブラックキングが出現。
その攻撃によってイサミは瓦礫の下じきになってしまい、
変身不能の大ピンチ。
一方、同じころ、怪獣の出現に気がついた兄・カツミも
ウルトラマンに変身すべく、変身アイテムである
ルーブジャイロを手に取るが、そこにルーブジャイロを通じて
イサミ・アサヒが怪獣に襲われている映像が浮かぶ。
カツミは2人の救出に向かい、イサミを救出。
気を失ったアサヒを父に預けて、イサミと2人でウルトラマンに変身する。

ブラックキングに立ち向かう、2人のウルトラマン。
2人は苦戦するも、上手くクリスタルを交換し、
コンビネーションで怪獣を撃破することに成功。
市民達の歓喜の声を受け、初めて空へと飛び去っていくのであった。

そしてラスト、父親の持っていた母の研究ノートの中に
変身アイテムであるクリスタルのイラストが。
母とウルトラマンの間には、どんな関係があるのだろうか?

突然、強大な力を手に入れて戸惑うヒーロー、というのはよくある構図だが、
それをウルトラマンでやったというのは、初めてではないだろうか?
良くも悪くも、ウルトラマンの場合、
そこの所は完全にスルーされていることがほとんどだったからだ。
その部分に鋭くメスを入れることが出来たのも、
「ルーブ」ならではのことだろう。
また、変身者が正体を隠す意味や、ウルトラマンとして
背負わされるかもしれない「責任」について悩むというのは、
やはり今までのウルトラマンには無かった視点である。
こういう他のシリーズには無い切り口というのは、やはり見ていて楽しい。

第3話 「アイゼンテックへようこそ」

さて、第1話から作品に登場している企業「アイゼンテック」。
主人公たちの住む「綾香市」の大企業で、ユニークな社長もいるのだが、
どうやらかつて、主人公たちの母親も
「アイゼンテック」に関係していたらしい。

前回、母のノートにルーブクリスタルのイラストが描かれていたことを
発見したカツミ・イサミの兄弟は、その謎を調べるべく、
妹のアサヒを連れて「アイゼンテック」社へと赴く。

第1話の段階から、作中において妙な存在感を持っていた会社
「アイゼンテック」と、その社長・愛染誠。
もともとは綾香市内の小さな鉄工所だったようなのだが、
彼が社長になってから、様々な発明品を開発し、大企業へと成長した。
彼に面会したカツミとイサミは、そこで綾香市の伝説と
ウルトラマンについての話を聞く。
どうやらカツミとイサミが変身に用いているクリスタルは、
かつてのウルトラマンの力が細かく砕け散った(?)もののようだ。
その話の最中、突如として綾香市に怪獣が出現する。

カツミとイサミは、それぞれウルトラマンに変身して怪獣に立ち向かうが、
怪獣の石化能力によって、イサミ(ウルトラマンブル)は
石にされてしまう。
1対1の戦いになり、大ピンチのカツミ(ウルトラマンロッソ)。
しかしそのとき、彼の頭の2本の突起部分が光を放ち始め、
そこから大小2本の短刀が出てくる。
ウルトラマンロッソの武器「ルーブスラッガー」だ。
この新武器で、怪獣の目を攻撃すると石にされていたウルトラマンブルも
元の姿に戻ることが出来た。
頭の角の部分から武器を取り出せることを知ったイサミも、
同じように頭の角の部分から「ルーブスラッガー」を取り出す。
こちらは1本の大きな刀だ。
2人はクリスタルをチェンジし、新たな能力で怪獣の石化光線を反射。
さらにその隙をついて、2人がかりの武器攻撃によって
無事に怪獣を退治することに成功する。

そしてアイゼンテック社では、愛染誠が怪獣のクリスタルを手にとり、
怪しく笑うのであった。

第1話からミョーな存在感のあった、アイゼンテックと愛染誠に
スポットの当たった話。
ぶっ飛んだノリと、その存在感で、非常に気になるアイゼンテックだったが、
やはりストーリー的に大きな部分を占めているようだ。
かつて2人の母親が「お世話になっていた」という話もあることから、
母親の失踪にも一枚噛んでいるのかも知れない。
社長の愛染誠が怪獣のクリスタルを手にしていた所を見ると、
前作「ウルトラマンジード」における、
伏井出ケイのようなポジションなのかも知れない。
もっとも性格の方は、伏井出ケイに比べてずいぶん剽軽なようだが……。

第4話 「光のウイニングボール」

ピッチャーとして名を馳せた、元高校球児の兄・カツミ。
家族のためにプロ入りを断念した過去を持つ彼は、
所属している草野球チームの監督の引退試合に闘志を燃やす。
だが、引退試合を「勝利」で迎えようとやっきになるあまり、
チーム内の他のメンバーとの軋轢も生んでしまうことになる。
マジメすぎる主人公の空回り。
そしてそんな空回りする兄を心配そうに見つめる弟・イサミと妹・アサヒ。

そんな中、怪獣レッドキングが出現し、
カツミとイサミはウルトラマンに変身してこれを迎え撃つ。
しかしレッドキングは予想以上に強く、
カツミとイサミは苦戦を強いられた上、
カツミは肩にダメージを負ってしまう。

1人落ち込むカツミを見た監督が声をかけてくる。
話の中で「ウルトラマン」について触れている辺り、ひょっとしたら
この監督はカツミがウルトラマンであることに、
感づいているのかも知れない。
監督は自分の家に代々伝わっているモノとして、
3枚のルーブクリスタルをカツミに託す。

監督に諭されたカツミは空回りしていた自分に気付き、
チームメイト達に謝罪。
チームメイト達もこれを受け入れて、改めて監督の引退試合に挑む。
試合は投手であるカツミの踏ん張りもあり、1対0という低スコアのまま
緊迫した投手戦になる。
ここら辺で、カツミの肩のケガが影響するのかなー?なんて考えていると、
試合会場にアイゼンテック社の社長・愛染誠が登場。
カツミを応援しているのか?と思っていると、
こっそりと怪獣のクリスタルを取り出し、レッドキングを再び呼び出す。
試合を観戦していた弟・イサミは、試合中の兄を置いて
1人で怪獣と戦うために試合会場を離れ、怪獣の元に向かう。
一方、試合中のカツミも、携帯電話のニュース速報で怪獣の出現を知り、
試合との板挟みに苦しむ。

そんなカツミに、監督は声をかける。
「お前にとって、今、一番やらなければならないことは何だ?」
やはり監督は、カツミがウルトラマンであることを察していたらしい。
監督はカツミを戦いへと送り出し、自らがピッチャーとして
マウンドに上がることを宣言する。

一方、一足早く怪獣の元に駆けつけたイサミ。
早々にウルトラマンブルに変身し戦闘を開始するが、前回、
ロッソとの2人がかりでも痛み分けに終わった相手だけに、
たった1人の戦いに苦戦する。
しかし間を置かず、カツミも現場に駆けつけウルトラマンに変身。
改めて2人のウルトラマンと、レッドキングの戦いが始まる。
レッドキングとの再戦、カツミ(ウルトラマンロッソ)は
先の戦いで傷めた肩を攻撃され苦戦を強いられるが、
監督から貰った新しいクリスタルの力を使い、
レッドキングを倒すことに成功する。

怪獣との戦いの後、グラウンドに戻ってみると
そこには1人、カツミを待っている監督の姿が。
結局、引退試合には勝てなかったものが、
新たに3枚のクリスタルを手に入れたのだった。

ウルトラマンロッソである、湊カツミにスポットの当たった回。
カツミがかつて高校球児であったこと、家族のために進学を諦めたことや、
生真面目すぎて周りから浮いてしまうことのあるカツミの性格などが、
的確に描写されていた。

今回は、ウルトラマンR/Bの第2話から第4話までを振り返ってみた。
次回は続いて、第5話から第7話までを振り返る。

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