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飛行機墜落

更新日:

つい先日の夕方のこと。

台所でゴソゴソと夕飯を作っていると、
空の方からバラバラと、ペリコプターの音が聞こえてきた。
まあ、普通であれば、それはそれだけのことである。
しかし、1台、東から西へ飛んで行ったかと思えば、
すぐさまもう1台、同じように東から西へと飛んで行く。
その音が聞こえなくならないうちに、今度は西の空から東の方へと、
ペリコプターが飛んで行く。
気がついてみれば、台所で作業していたしばらくの間中、
ずっとペリコプターの音が鳴り響いている状況であった。

作り終わった夕飯を食卓に並べ、
TVのスイッチをひねってみると、
ちょうどニュースをやっていたのだが、
そこで、ちょっと気になるワードが飛び込んできた。

「相生カントリークラブ」。

そう、ゴルフ場の名前だ。
自分の住んでいる、揖西町南山からは、ほんの目と鼻の先で、
自転車で走っても、ものの10分もかからない距離である。
思わず、え?何かあったの?と、改めてテレビの方を見たのだが、
肝心のニュースはすでに終わっていて、
キャスターは他のニュースについて、アナウンスしている。
ひょっとしたら、他の局で、同じニュースをやっているのではないかと、
チャンネルを回してみたのだが、
相生市関連のニュースをやっている所さえ無く、
結局、あの「相生カントリークラブ」というのは、
自分の聞き間違いだったのかな?と、考えて、そのままになった。

夕飯を食べ終わって、ネットのニュースサイトを見ていると、
全国ニュースのトピックスに、

「ゴルフ場に飛行機墜落」

という見出しがあった。
途端に、さっきのニュースの
「相生カントリークラブ」というワードが頭に浮かぶ。
さらにいえば、夕飯を作っている間、
ずっと家の上空を飛び交っていたヘリコプターの音も、頭に浮かんだ。
つまり、なんだ。
うちの近くのゴルフ場に飛行機が墜落し、
それの取材のために、ヘリコプターが飛び交っていたということなのか?

「飛行機墜落」と聞いて、真っ先に頭に浮かぶのは、
自分が小学生のころに起きた、ジャンボ旅客機の墜落事故だ。
小学生の夏休みに、新聞記事の中から気になったものを切り抜いて、
ノートにスクラップしていくという宿題が出ていたのだが、
ちょうど、夏休み中にこの事故が起こったため、
この事故以降、この墜落事故関連の記事ばかりになった記憶がある。
1985年、群馬県の御巣鷹山に、
日本航空123便が墜落した事故は、
死者が520人を超えた、我が国最悪の航空機事故である。

そんな最悪の事故を頭の中に思い浮かべながら、
そのトピックスをクリックしてみると、
やはり、相生市のゴルフ場に飛行機が墜落していたらしい。
ただ、自分が頭の中で思い浮かべていた事故とは
詳細がかなり違っていて、まず、墜落した飛行機は
何百人もの乗客の乗っているジャンボジェットではなく、
1人乗りの小型飛行機であった。
まあ、500人乗りのジャンボジェットが、
目と鼻の先のゴルフ場に墜落していれば、
音ぐらいは聞こえてきただろう。
さらに、よくよくゴルフ場の名前を見てみると、
「相生カントリークラブ」には違いないものの、
正しくは「姫路相生カントリークラブ」であった。
これは、うちの近くにあるゴルフ場ではなく、
相生市矢野町にあるゴルフ場で、我が家からは距離が離れている。
なるほど、ヘリコプターが我が家の上空を
西へ東へと飛んでいたのは、
矢野町の方へと向かっていたからだったのだ。
乗っていたパイロットも意外と元気そうで、
腰の骨を折って、全身血まみれだったものの、
自らの力で機体から抜け出し、
クラブハウスまで歩いて助けを求めたらしい。
記事によると、小型機を操縦していたのは
47歳のイギリス人男性で、そのままドクターヘリによって
病院へと搬送されていったらしい。

後に明らかになった事実によれば、
事故を起こしたイギリス人男性は「冒険家」で、
自ら組み立てた小型飛行機で世界1周旅行の最中、
新潟から岡山までのフライト中であったらしい。
何らかの機体トラブルによって、
どうしても不時着しなければならなくなり、
たまたま目についたゴルフ場のコースに不時着しようとしたが、
コース上を滑走中に段差にぶつかり、機体が大破したらしい。
ニュースでは「墜落」と表記されていたが、
どちらかといえば、「墜落」というよりは
「不時着」に近い状態だったようだ。
とはいえ、午後であったとはいえ営業中のゴルフ場である。
もちろん、当日もプレーしていたお客がいたというから、
場合によっては、彼らが巻き込まれていた可能性もある。
そうならなかったことは、まあ、不幸中の幸いであった。

今回の事故では、機体にトラブルが起こったものの
完全な操縦不能状態にはならなかったようで、
パイロットの目視による、不時着が試みられ、
必要以上に、事を大きくせずに済んだ。
これが、全くの操縦不能に陥り、どこに落ちるか全く分からない
なんてことになっていたら、
もっともっと事は大きくなっていただろう。
いくら西播地区がひなびた田舎であるといっても、
少なからぬ人家が建ち並び、多くの人が生活しているのである。
仮にどこかの人家にでも墜落していれば、
パイロットはもちろんのこと、住宅の住民もただでは済まない。
確率は極めて低いとはいえ、我が家に向かって落ちてきた可能性も
全く無いとは言えない。
そう考えると、実に恐ろしいことである。

航空機の墜落事故、というと、
今までは、どこか遠い場所での出来事のように思っていたのだが、
場合によっては、すぐ自分の身の回りでも起こりうるものだと、
今回の事故は教えてくれた。

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