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バイクの話〜その2

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前回、仮面ライダーたちの乗っている
「ライダーマシン」について書いた。
今回も前回に続き、「ライダーマシン」について書いていく。

「仮面ライダーX」の乗るクルーザーは、
主人公・仮面ライダーXこと神敬介の父親、
神教授によって開発された。
風力エネルギーとプラズマエネルギーを動力とし、
1500馬力、最高速度700㎞を誇るマシンだ。
陸上のみならず、水中、空中と、
ありとあらゆる場所を走行できる万能マシンである。
風力エネルギー、プラズマエネルギーという
よく分からないエネルギーを使っている辺りに、
開発者である神教授の怪しさが表れている。
もともとはXライダーと同じく、
戦闘用マシンではなく、深海開発用マシンとして
開発されたものらしい。
(深海開発用マシンが、どうして空を飛ぶ必要があるのかは
 全く分からないが……)

「仮面ライダーアマゾン」の乗るジャングラーは、
アマゾンライダーを模したカウルと、
2枚の巨大な羽根のついた、インパクト充分な外見を持っている。
カウルについている顔の口からは、銛を発射することが出来る。
インカ一族の長老・バゴーによって設計されたものを
立花藤兵衛が組み立てた。
馬力は不明だが、最高速度は300㎞と、
彼が開発したマシンの中では、かなりの低スペックである。
もっとも動力源にインカ帝国に伝わる「太陽の石」が使われており、
従来の科学技術とは全く系統の違う技術で作られているようだ。
未知の技術で設計されているマシンを、
普通に組み上げてしまう立花藤兵衛は、本当に何者だろう?

「仮面ライダーストロンガー」の乗るカブトローは、
かなり地味な外見を持ったマシンである。
1200馬力とクルーザーに次ぐ馬力を持ちながら、
最高速度は300㎞しかでない。
先端部のライト部分から吸収する静電気がエネルギー源なのだが、
これまでのマシンの中でも、もっとも貧弱なエネルギーだ。
だが、雷のエネルギーを吸収すれば、
最高速度が1010㎞にまで跳ね上がる。
早い話、ライダーマシンに落雷があった場合なのだろうが、
どうして、ままならない自然現象を
エネルギー源にしようと思ったのか、
開発者の思惑が分からない。
開発者についての情報が見つからなかったので、
恐らくはストロンガーを開発したのと同じ、
「ブラックサタン」によって開発されたのだと考えられるが、
あまり優秀な開発者ではなかったようである。

「スカイライダー」の乗るスカイターボは、
アクション性に優れたマシンである。
ライダーブレイクと呼ばれる突進技を持っており、
これで壁などを突き破ることが出来る。
2000馬力という、
これまでのマシンを上回るパワーを持っているが、
最高速度は300㎞に過ぎない。
ただ、緊急時にはマッハ1.2ものスピードを出すことが出来る。
(文献によってはマッハ2としているものもある)
ついにバイクが音速を超えてしまった。
マッハ1.2は時速1470㎞、マッハ2は時速2450㎞である。
動力源は水素エンジンとなっているが、
これがどういうものであるのかは、全くの不明である。
スカイライダーと同じく、志度博士によって開発されたのだが、
当のスカイライダーが、セイリングジャンプによって
時速800㎞で飛行することが出来るため、
正直、時速300㎞のバイクに乗る意味がわからない。
実はサイクロンと同じく、変形機能を持っているのだが、
劇中ではほとんど描かれることはなかった。

「仮面ライダースーパー1」は、
何とセカンドバイクまで持っている金持ちライダーである。
普段、乗り回しているのはVマシンと呼ばれるバイクで、
これが仮面ライダー変身時には変形し、Vジェットとなる。
ハーレーダビットソンによく似た大型バイクであり、
最高速度は1340㎞と、やはり音速を超えている。
スーパー1と同じく、ヘンリー博士によって開発されたマシンであり、
動力源はマイクロ・ソーラー・システム・エンジンで、
これはひょっとして、太陽電池ということだろうか?
そうだとすれば、カブトローの静電気に匹敵するほどの、
貧弱な動力源ということになる。
だが、余りに大型バイクのため、
バイクアクションをやりにくかったのか、
比較的取り回しのしやすい、セカンドバイクが存在している。
それがブルーバージョンである。
これはオフロードタイプバイクで、馬力については不明だが、
最高速度は800㎞と、他のマシンと比べても引けを取らない。
ジャンプ力も200mと、
これまでのマシンの中でも最高となっている。
こちらは原子力が動力源となっているので、
Vマシンとブルーバージョンでは、
動力源が異なっていることになる。

「仮面ライダーZX」が乗るヘルダイバーは、
核融合原子力エンジンを搭載したマシンである。
核融合はいまだ実現されていないが、
他のマシンの不可思議なエネルギーを見ていると、
随分と現実的なものに思えてしまう。
馬力は不明だが、最高速度は600㎞である。
他のマシンにない、このマシンのみの特徴として、
路面状態によってタイヤのトレッドパターンが
変わるというものがある。
それが果たして、どれほどの効果があるのかはわからないが、
他のマシンでは気にもされていなかった
タイヤのドレッドパターンにまで言及しているのは、
何となく設定にリアリティを感じさせる。
特殊合金製のボディを持ち、水中航行能力を備えているが、
劇中にてこれらが披露されることはなかった。

「仮面ライダーBlack」が乗るバトルホッパーは、
その外見がバッタそのものという、イロモノバイクである。
415馬力、最高速度500㎞と、馬力、速度ともに
特筆すべきものはないが、
意志を持つ生体メカであり、自己修復機能を持つという点が、
他のマシンとの大きな相違点になっている。
もともとはゴルゴムの創世王のために用意されたマシンなので、
作製はゴルゴムによると思われる。
「Black」終盤に大破してしまったが、
「Black RX」第1話において、再生進化して復活。
アクロバッターとなり、色・形状が変化した。
スペックも上昇しており、馬力は512馬力、
最高速度は700㎞まで上昇している。
相変わらず自分の意志を持っているようで、
アクロバッターに変化してからは、人語を話すこともあった。
RXがロボライダー、バイオライダーと変身すると、
それに合わせるようにして、
ロボイザー、マックジャバーと変化した。
どちらも微妙にスペックが変化しているが、
劇中でそれを感じさせる描写は存在していない。

「Black」にはセカンドバイクも存在する。
それがロードセクターで、もとは大門博士が
文明破壊用に作り上げた戦闘用バイクである。
完成と同時に、博士の息子によって隠されていたが、
ゴルゴムを破壊するためにライダーに託された。
1515馬力、最高速度960㎞と、
バトルホッパーを大きく上回るスペックを持っている。
プラズマイオンエンジンという、
ワケのわからないエンジンを積んでおり、
ゴルゴムとの戦いにおいても破壊されることはなかったが、
ゴルゴム滅亡後に返却されたらしく、
「RX」には登場しない。

さて、前回、今回と2回にわたり、
仮面ライダーたちの乗るバイクについて、紹介してきた。
「ライダー」ということで、劇中においても頻繁に登場する
ライダーの最大の相棒、ライダーマシン。
ライダーによって、大きくスタイルの違うバイクを
乗りこなしているが、
実は、もとになっているバイクというのは、
ほとんどどれも同じである。
(スズキのTM250かハスラーであることが多い)

全く舗装されていない造成地を、
土煙を巻き上げながら疾走するライダーマシン。
ドカン、ドカン、と地面が爆発し、
そんな中で大きくジャンプする姿は、
子供心にやたらかっこよく映ったものである。
さすがに爆発と、ジャンプはマネすることが出来なかったが、
土煙を上げて疾走する所だけは、
なんとかマネすることができ、
ちょっとライダー気分に浸ったものである。

そんなバイクもやがて手放すことになり、
以降はバイクに乗ることもなくなったが、
バイクの楽しい思い出だけは、今もしっかりと胸に残っている。

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