第11話「金色のカタツムリは死神の使い?!」
冒頭、「アマゾンを殺せ!」と息を荒くしている十面鬼。
十面鬼の前にはカタツムリの化け物・獣人カタツムリが。
一方、場面が変わってマサヒコの夢の中。
何やらマサヒコがカタツムリに追いかけられている。
よく見てみれば、追いかけているのは先ほどの獣人カタツムリ。
「助けてぇ!」と叫びながら走っているのだが、
冷静に考えてみれば相手はカタツムリの化け物だ。
追いかけて来た所で、大したスピードが出るわけでもあるまい。
逃げるのなんてワケもなさそうだが……。
そうこうしているうちに、マサヒコは姉に起こされる。
姉・りつ子に、カタツムリに追いかけられる夢を見たと話すマサヒコ。
りつ子はカタツムリを枕元に置いて寝るからそんな夢を見るのだと
マサヒコにカタツムリを捨てるように言うが、
マサヒコは学校に持っていって友だちに見せるんだと反対する。
翌朝、学校で友だちにカタツムリを見せるマサヒコだったが、
突然現れた「新撰組」を名乗る上級生2人に
カタツムリを取り上げられてしまう。
起こったマサヒコはケンカしてでもカタツムリを取り返そうと
ファイティングポーズをとるのだが、それがアマゾンとそっくり。
これは悪い影響なのか、いい影響なのか?
いざ戦闘開始、という所で始業ベルが鳴り響き、
マサヒコたちはカタツムリを諦めて教室へ。
同じように新撰組の2人も教室に向かおうとするが、
その前に突然現れるアマゾン。
2人の持っているカタツムリを指差し、
「それマサヒコのもの、お前盗る、悪い」
と話しかけるが、2人組は怒ってバットで殴り掛かってくる。
危うしアマゾン、かと思いきや小学生の振るうバットなど何ほどでもなく、
アマゾンはひょいと取り上げて、バットをまっ二つにへし折ってしまう。
無事(?)にカタツムリを取り返したアマゾン。
一方、ゲドンのアジト。
十面鬼はマサヒコがカタツムリを集めていることを知り、
それを利用してアマゾンをおびき寄せ、これを倒そうと画策する。
……。
いやいやいや、なんでマサヒコの趣味にまで注意を払っているんだよ、
と、ツッコミを入れたくなる。
ともあれ、十面鬼は早速作戦を実行に移すように
獣人カタツムリに命令。
授業中のマサヒコ。
先生が算数の授業をしているが、よく見ると前の先生と違っている。
以前、先生もゲドンに燻製にされかかっていたが、
ひょっとしてそれが原因で学校を休んでいるんだろうか。
それはともかく、授業中、取り返したカタツムリを持ってくるが、
さすがに授業中ではアマゾンに来られても困るマサヒコ。
アマゾンに帰るようにジェスチャーするが、
それを先生に見咎められ、立たされてしまう。
怒ったマサヒコは、アマゾンに「帰れ!」と言い放つ。
それを聞いてショックを受けたアマゾン。
教室の前にカタツムリを置き、そのままトボトボと帰っていく。
そして、そのアマゾンと入れ替わりの様にやって来るジューシャたち。
ジューシャたちは獣人カタツムリの変身した金色のカタツムリを、
マサヒコのカタツムリの容器の中に放り入れる。
川で1人、草笛を吹くアマゾン。
ジャングルで育ったアマゾンには「学校」というものが分からず、
それ故に何故マサヒコが怒ったのかも理解できないのだ。
落ち込むアマゾンの元に立花藤兵衛がやってくる。
落ち込むアマゾンを励ます藤兵衛だったが、
そこにさらにモグラ獣人がやってきて、
ゲドンがマサヒコを狙っていることを教える。
慌てて学校に向かうアマゾン。
しかしすでに学校は下校時間だった。
友だちと3人、連れ立って下校中のマサヒコ。
マサヒコはカタツムリの容器の中に、
自分の記憶にない金色のカタツムリがいることに気がつく。
そこへ新撰組の2人がやって来て再びカタツムリを取り上げようとするが、
そこで獣人カタツムリが正体を現し、マサヒコたちに襲いかかる。
獣人カタツムリの吐き出す泡に捕われてしまうマサヒコたち。
そこへジャングラーに乗って駆けつけてくるアマゾンライダー。
派手なバイクアクションを展開し、獣人カタツムリを撃退するアマゾン。
遅れてやって来た藤兵衛も、アマゾンのバイクアクションに満足気だ。
しかし、泡に捕われていたはずのマサヒコたちは
いつの間にやらジューシャたちの手によって運び出され、
その姿を消していた。
ジューシャたちを追いかけるアマゾン。
しかし待ち伏せしていたジューシャたちは、アマゾンに爆弾を投げつける。
それを間一髪で救出するモグラ獣人。
改めて、ジューシャたちを追跡するアマゾンの前に
獣人カタツムリが現れ襲いかかってくる。
この獣人カタツムリは意外に強敵で、
アマゾンも押さえ込まれてしまいピンチに。
そこへ藤兵衛がやって来て、何とかアマゾンの救出に成功するが
今度は藤兵衛が獣人カタツムリの吐く泡に捕われてしまう。
アマゾンも獣人カタツムリの泡を吹き付けられてしまうが、
危機一髪の所でアマゾンライダーに変身。
アマゾンライダーは終始、獣人カタツムリを圧倒し、
無事、これを倒すことに成功する。
最後はアマゾン、藤兵衛も参加して野球をしながら締め。
今回、上級生相手にファイティングポーズをとったマサヒコ。
それがアマゾンのファイティングポーズそのもので、
おまけに「フシャー!」と威嚇するような声まで挙げる。
今回はケンカにならなかったが、ケンカになっていたらアマゾンばりの
噛みつき、ひっかきが炸裂していたのだろうか?
だが、当のアマゾンは、何やらファイティングスタイルが変わっている。
蹴り、それも回し蹴りを連続して放つ、今までとは違うスタイル。
今までの噛みつきやひっかきはどうしたのだろうか。
ひょっとして、マサヒコが自分のマネをしている所を見て、
あわてて自分のファイティングスタイルを変えたのかも知れない。
今回の獣人は、獣人カタツムリ。
カタツムリの獣人だが、カタツムリに人間の手足が生えている。
いかにもカタツムリの「怪人」というスタイルである。
さすがにカタツムリのままのデザインだと、戦闘には不向きだったからか。
カタツムリのごとく、体をからの中に仕舞い込んで、
そのままジャンプして敵に体当たりなどもしている辺り、
かなり派手なアクションをするカタツムリである。
口から泡を吹き出し、これで人間を動けなくしていたが、
この泡自体には、人間を溶かしたりするような物騒な効果は無いようだ。