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モグラ~その4効果的に捕獲機を仕掛ける

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前回、モグラによる農業被害と、その対策グッズについて触れた。

その際、ほとんどのグッズには「本道に設置してください」という、

注意書きがあることも書いた。

「本道」、つまりモグラが生活の中で、頻繁に活用している穴のことだ。

これを「生活道」と呼ぶ。

罠などのグッズを仕掛けることのできる、浅い位置にある穴には、

「生活道」と「探餌道」がある。

この「探餌道」というのは、ミミズなどの餌を探して掘った穴で、

一度限りの使い捨ての穴だ。

人間の世界でいえば、鉱山の坑道に近いだろうか?

あれも、必要な鉱物を採掘した後には、放置されるものだ。

こんな使い捨ての穴にグッズを仕掛けた所で、

モグラ対策には全く効果がないだろう。

つまり、効果的にモグラ対策をとるためには、

この「生活道」と「探餌道」の見極めが必要になってくる。

しかし、人間の目から見れば、「生活道」も「探餌道」もただの穴に過ぎない。

今回は、この見極め方について書いていく。

実は野生生物というのは、わりと横着だ。

実際に厳しい自然環境の中で生きているので、

無駄な努力や、余計な遊びというものは、ほとんどしない。

同じ結果をもたらすことで、楽な道と、困難な道があれば、

迷う事なく楽な道を選ぶのが、野生生物だ。

もちろん、これはモグラにも当てはまる。

土が堅く、餌の少ないような場所よりは、

土が柔らかくて掘りやすく、餌の多い場所に住み着く。

そう考えてみれば、定期的に土が耕起され、

腐葉土や有機肥料がまかれ、餌となるミミズが多く住んでいる畑は、

モグラにとって天国といえる環境である。

あちこちの畑にモグラが住み着くのは、当然のことといえる。

さらに人間のモグラ対策も、それほど厳しさがない。

前回に書いたとおり、仮にモグラ対策グッズを仕掛けられたとしても、

それを効果的に回避できる、迂回ルートを掘れば問題なくなってしまうのだ。

これではモグラが畑にやってくるのは、必然とさえいえる。

畑をよく見てみると、モグラが浅い場所にトンネルを掘った場合、

そのルートに沿って、土が盛り上がっていることがある。

実際にその場所を掘ってみると、その盛り上がった土の下に、

確かにモグラのトンネルは存在している。

問題は、これが「生活道」なのか「探餌道」なのかということだ。

「生活道」であれば、捕獲器などの罠の効果は高まるし、

「探餌道」であれば、捕獲器を仕掛けた所で、モグラを捕まえる見込みはない。

人間には、この見極めができないので、

目の前の穴が「生活道(本道)」であることを祈りながら、

罠を仕掛けるしかなかったのである。

実は穴の性格を考えてみれば、それが「生活道」なのか「探餌道」なのかを、

見極める方法があるのである。

まず、畑の浅い所に、モグラの掘った穴を見つけたら、

その穴を丹念に潰し、地面を平らに整地する。

面積はそれほど広くなくてもいい。

せいぜい畳半分か、4分の1程度の広さでいい。

その平らに整地した地面の上に、ぴったりと接地するように、

板を1枚、置くのである

そのまましばらく放置する。

1週間くらいだろうか。

ある程度、間をおいて板を取り除いてみると、

板の下にモグラのトンネルができている。

面白いことに、上に板をかぶせておくと、その板が天井になるように

穴を掘るので、板を外すと平らな地面の上にモグラのトンネルが、

まるで溝のように姿を現すのだ。

恐らくは、上が板で崩落の心配がなく、土も柔らかく簡単に掘れるため、

こういう状況になるのだと考えられる。

モグラも結構、横着なのだ。

もちろん、板を外してみても、トンネルができていない場合もある。

これは、もともとそこにあったトンネルが「生活道」ではなく、

「探餌道」だったためだ。

使い捨てのトンネルだったため、潰されても直す必要がなかったのだ。

逆に言えば、トンネルが再生されていた場合、

そのトンネルは、普段の生活に欠かせない「生活道」であったため、

急いで復活させたと考えられる。

それを確かめるためには、モグラが板の下に作ったトンネルを潰し、

もう一度平らに整地して、板を敷いておけばいい。

生活に必要な「生活道」は、また掘り直されることになる。

これを何回か繰り返し、それが「生活道」であることが確実になったなら、

そこに捕獲器を仕掛ければいい。

いい確率で、モグラが引っかかるはずだ。

うまくモグラが捕獲できたとしても、罠はしばらく仕掛け続けよう。

モグラは1匹とは限らないし、モグラ穴を利用しているネズミなども

捕まえることができる。

ただ、調子に乗って、モグラを撃退しつくすのも考えものだ。

モグラが肉食で、かなりの大食漢であることは書いたが、

そのモグラが食べる虫の中には、ネキリムシ、セミ、コガネムシなどの、

害虫なども相当に含まれている。

もしモグラを撃退しつくしてしまった場合、

これらの被害が爆発的に増える恐れもある。

そうなれば、モグラの被害ではすまないくらいの大損害になる。

そうなっては、なんのためにモグラを撃退したのかわからない。

地面の下には、モグラ。

地面の上には、人間。

それぞれの王者たちだ。

どちらがどちらを圧倒するではなく、うまく共存していきたいものだ。

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