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ヒーローの「その後」〜その1

更新日:

クライシス帝国の諜報参謀にして、
怪魔妖族大隊の隊長を務めているマリバロンが、謝罪会見を開いた。

「このたびは、地球侵略作戦並びに
 仮面ライダーBlack RX抹殺計画について、
 失敗致しましたことを、ここに謝罪致します。
 今回の作戦失敗は、ひとえに私の実力不足、
 指導力不足が招いた結果であり、
 その結果、怪人並びに戦闘員を
 多数死傷させる結果になってしまったこと、慚愧の念に耐えません。
 一切の責任問題に関しましては、
 その判断を、上司であるジャーク将軍、皇帝陛下にお任せし、
 いかなる懲罰をも、謹んで受ける覚悟であります」

そうして、カメラマンたちのフラッシュがたかれる中、
深々とマリバロンは、頭を下げたのであった。

……。
もちろんこれは、嘘である。
嘘ではあるが、マリバロンを演じていた女優・高畑淳子が
息子・高畑裕太の起こした強姦致傷事件を受けて、
謝罪会見を開いたのは事実である。

息子の起こした事件については、
今回はコメントを差し控えることにするが、
この謝罪会見を伝えるニュース番組、情報番組を見ていると、
ほぼ全ての番組で、高畑淳子に関しては、
「大女優」「日本を代表する」「名女優」などという
冠言葉をつけて、紹介がなされていた。
仮面ライダーBlackRXを見ていた身としては、
おお、マリバロンもついに日本を代表する大女優になったかーと、
なんとも感慨深い気分になったものである。
(強姦致傷事件の謝罪会見を見ての感想としては、
 かなり不謹慎な感想であるが……)

高畑淳子は1976年にデビューして以来、
10年ほど売れない時期が続いていたが、
1985年くらいから東映特撮番組に出演し始め、
1988年「仮面ライダーBlack RX」のマリバロン役でブレイク、
以降、現在の様な大女優への道を歩き始める。
昨今の「平成ライダー」シリーズは、
若い俳優の登竜門のようになっているが、
彼女は「昭和ライダー」である「仮面ライダーBlack RX」において
大きなチャンスをものにしたわけだ。
当時、高畑淳子は「特捜ロボジャンパーソン」においても、
スーパーサイエンスネットワーク首領・綾小路麗子を演じており、
これとマリバロンのイメージが強かったために、
すっかり「悪の組織の幹部」といったイメージが定着してしまった。
よく、特撮番組の主人公を演じた俳優は、
そのヒーロー番組のイメージが定着してしまい、
その番組以降は、鳴かず飛ばずになることが多いという話を聞くが、
彼女はそのイメージを振り切って、
大女優と呼ばれるまでになったわけである。

では、彼女以外の特撮俳優たちは、
番組終了以降、どのように活躍をしていたのか?
あるいはしなかったのか?
今回は、そこら辺を書いていきたいと思う。

先ほど書いたように、「平成ライダー」シリーズの俳優たちは
番組をきっかけとして大ブレイクしたものも多いのだが、
「昭和ライダー」俳優たちはどうなのか?

ライダー1号・本郷猛こと藤岡弘は、
番組終了以降も各所で活躍しており、目にする機会も多かった。

ライダー2号・一文字隼人こと佐々木剛は、
現在、舞台俳優として舞台を中心に活躍しているようである。
ストロンガー、スカイでの客演のときにはすでに
体型がふっくらとし始めていた。

V3・風見四郎こと宮内洋は、いくつかの特撮番組で活躍した後、
「暴れん坊将軍」のお庭番役などでも活躍、
現在では舞台を中心として活躍しているようだが、
最近、夫婦で青汁のコマーシャルに登場していた。
また、特撮関係のイベントなどでも活躍しているようである。

ライダーマン・結城丈二こと山口豪久は、
いくつかの特撮番組で活躍した後、
俳優業と食品会社を兼務していたが、
1986年、肝臓がんのため帰らぬ人となった。
享年41歳。

Xライダー・神敬介こと速水亮は、
一時期メロドラマなどで活躍した後、テレビを中心に活躍していたが、
近年は余り姿を見かけなくなっている。

アマゾンライダー・山本大介こと岡崎徹は、
番組終了後、ドラマの撮影中の事故により大怪我を追ってしまい、
ほどなく芸能界を引退した。
以降は飲食店の経営や漁師などをしていたらしいが、
現在では、ライダー関連のトークイベントに積極的に参加している。

ストロンガー・城茂こと荒木茂は、
「仮面ライダーストロンガー」自体がデビュー作であり、
これ以降、刑事ドラマの刑事役や
「暴れん坊将軍」のお庭番役などを演じ、
長くテレビを中心に活躍していたが、
2012年、アスペルギルス症併発の肺炎のため、帰らぬ人となった。
享年63歳。

スカイライダー・筑波洋こと村上弘明は、
荒木茂と同じく「仮面ライダー(新)」がデビュー作であり、
この作品以降、現代劇を中心に活躍していたが、
後に「必殺仕事人」を演じたことにより、
時代劇へも出演するようになる。
NHK時代劇「腕におぼえあり」や大河ドラマにも多く出演しており、
現在でもドラマを中心に広く活躍している。

スーパー1・沖和也こと高杉俊介は、
スーパー1終了後も、俳優として活動していたようだが、
あまりその仕事の数は多く無いようである。
ミリタリー・スーパー・バイザーとしても活動している様なので、
存外、そちらが忙しいのかも知れない。
最近、結構な借金があると報道された。

ZX・村雨良こと菅田俊は、
一時期、Vシネマなどのヤクザモノに多く出演していたこともあり、
パッと見た感じは、非情に強面である。
が、先に書いた「特捜ロボジャンパーソン」で、
帯刀龍三郎というコミカルな役を演じている所を見ても、
役者としての懐は、かなり深いようである。
ハリウッド映画「ラストサムライ」にも出演していた。

Black・BlackRX・南光太郎こと倉田てつをは、
NHKの連続テレビ小説で主演を務めたり、
「渡る世間は鬼ばかり」シリーズで、レギュラー出演した後、
テレビ、舞台を中心にして、活躍を続けているようである。
とあるステーキ店のオーナーになっており、
そこでは、ファンとの交流も行なわれているらしい。

さて、話のとっかかりが、マリバロン役の高畑淳子だったことから、
「昭和ライダー」シリーズの主演俳優の「その後」を見てきたが、
大きくブレイクしている人、地味に活躍している人、
すでに引退してしまった人、亡くなってしまった人と、
ライダーたちの「その後」も、まさに千差万別である。

次回は、「ウルトラ」シリーズの主演俳優たちの
「その後」を見てみたい。

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