雑学、雑感、切れ味鋭く、思いのままに。

Falx blog 2

未分類

黒田官兵衛~軍師とは

投稿日:

NHKの大河ドラマで、黒田官兵衛を取り上げている。

そのタイトル、「軍師官兵衛」からもわかるとおり、

世間的に黒田官兵衛は、軍師ということになっている。

天下人、羽柴秀吉の軍師だ。

秀吉にはもう一人、軍師といわれる人物がいた。

竹中半兵衛だ。

黒田官兵衛と竹中半兵衛で、「二兵衛」などと称されることもある。

いうなれば、秀吉の活躍の前半部分は竹中半兵衛が、

後半部分は官兵衛が支えていた、といえる。

黒田官兵衛について書いていく、第2回目は

この「軍師」というものに焦点をあててみたい。

さて、あらためて軍師とは一体なんだろう?

国語辞典で引いてみると、

軍師……1 主将の元で作戦をねる人、参謀

    2 計略・手段の工夫がうまい人

とある。

概ね、官兵衛のイメージもこういったものではないだろうか?

世の中に、「名軍師」と呼ばれる人物は何人もいる。

これは日本国内だけに留まらない。

洋の東西を問わず、名軍師と呼ばれる人物は多い。

その中で、もっとも有名な軍師といえば、

「三国志演義」の諸葛亮孔明ではないだろうか?

この人物ほど、名軍師という肩書きの似合う人物はいない。

もちろん「三国志演義」は一種の創作物であるので、

実際の正史「三国志」においての評価とはまた違っている。

それでも軍師というイメージは、諸葛亮孔明が圧倒的だ。

そこで、諸葛亮孔明の事績をいくつか挙げてみて、

そこから軍師というものの仕事を読み取ってみたい。

・赤壁の戦いの際、魏と戦うのを恐れる呉に乗り込み、これを説得。

 蜀とともに共同戦線をはらせることに成功した。

・劉備に「天下三分の計」を献策。

・劉備亡き後、劉禅を助け、蜀の内政を取り仕切った。

・同時期、自ら軍を率いて北伐を決行、魏と戦った。

・戦闘時、様々なアイデアを劉備に献策、戦況を有利に導いた。

なるべく、同じような事績を除いて集めてみた。

それぞれから読み取れる、軍師としての仕事を上から順に羅列すると、

・外交、調略

・長期的な「戦略」の提案、作成

・国家経営、内政

・軍隊運営、戦闘指揮官

・参謀、「戦術」の提案、作成

という感じであろうか。

「三国志演義」には、占いをしたとか、風を起こしたとか、

呪術で寿命を延ばそうとしたとか、超常的な行為も書かれているが、

さすがにそれは省いた。

参考にならないからだ。

さて、ここに挙げた5つは、それぞれ微妙にかぶっている所もあるが、

軍師としての仕事としては、ほぼ正鵠を射ていると思う。

そしてこれを官兵衛に当てはめてみたい。

まず、外交、調略だ。

官兵衛は播磨の大名たちを織田方に味方させるため、

積極的にこれを行なっている。

この点は、全く問題ないといえる。

次に長期的な「戦略」の提案。

これは、明智光秀の謀反の際、これを討って

後の天下取りへつなげるようにという助言をしている。

信長死去の急報にも関わらず、すぐに将来を見据えた戦略的な提案をしている。

長期的かどうかで疑問はあるが、「戦略的」という点では充分だ。

次の国家経営、内政。

実は官兵衛は、この国家経営、内政に関する逸話というものがない。

よくさがせば、小さなものくらいはあるのだろうが、ざっと見た感じ、

官兵衛の事績は戦闘によるものが多く、内政的には特に優れていたという

エピソードは残っていない。

この点では、特筆するだけの事績はないようだ。

次の軍隊運営、戦闘指揮官。

これに関しては、充分すぎるほどの実績がある。

姫路近辺で戦っていた時も、全国で戦っていた時も、

官兵衛自身が軍隊を率いて戦ったという逸話は、枚挙に暇がない。

最後に参謀としての活躍、「戦術」の提案、作成だ。

この点についても、問題はない。

官兵衛の従軍していた戦いでは、その「戦術」について、

何らかの提案をすることが多かったようだ。

特に城攻めの際、力押しせずに水攻めや兵糧攻めを行なったのは、

官兵衛の献策によるものが多かった。

以上、その軍師としての仕事ぶりは多岐に渡り、

内政面に活躍は少ないものの、特に劣っていたということもないようだ。

内政面に関しては、官兵衛よりもその父・職隆や祖父・重隆のほうが

秀でていたようである。

彼らは秘伝の目薬を製造し、これを販売することによって財を成した。

この財によって培われた力が、後に官兵衛によって、

あますことなく発揮されるのである。

そういう意味で、この一族には軍師的な素養があった。

それを充分に発揮することのできた時代が、戦国時代だったのだろう。

官兵衛は、時代に恵まれていたのかもしれない。

今回は、黒田官兵衛をとおして、軍師としての仕事に迫ってみた。

次回は、官兵衛と切っても切れないもの、

キリシタンというものについて書いていく。

Related Articles:

にほんブログ村 その他生活ブログ 雑学・豆知識へ
にほんブログ村

スポンサーリンク
スポンサーリンク

-未分類

Copyright© Falx blog 2 , 2022 All Rights Reserved Powered by STINGER.