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ノストラダムスの大予言〜番外編

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ここの所、3回にわたって予言者・ノストラダムスや、
彼の残した予言詩について書いてきた。

本来的に言えば、ノストラダムスについては
終わっても良かったのだが、ここまでに何回も彼の予言を見てきたせいで、
ちょっと自分でも、この「予言」というのをやってみたくなってしまった。
まあ、実際に予言をしてみることによって、
予言者・ノストラダムスに迫ってみようという、
ある意味、狂った方向からのアプローチであるともいえる。

もちろん、あらかじめ断っておくと、自分には未来を見通す様な
超能力的な能力は備わっていないし、占星術をはじめとする
「占い」に関しても、全くの素人である。
そんな人間が予言をしてみようというのだから、
これは非常にたわけた試みであるといっていい。

もちろん、想像力を働かせれば、
ある程度のことについては予言も可能だろう。
例えば、科学の進歩を予言する場合、
「核融合炉による発電が実現される」といったものや
「軌道エレベーターが完成する」などといったものは、
現在、実現に向けて研究が進められているので、
時期さえ指定しておかなければ、それなりの確率で
未来を言い当てることが出来るだろう。
ただ、「タイムマシンが完成する」といったものや、
「死んだ人間を生き返らせることができるようになる」といったものに
関しては、現在、その研究のきっかけすらつかめていない状況なので、
時期を設定しておかなかったとしても、実現するかどうかは疑わしい。
政治的な予言の場合、さらにそのやりやすさが広がる。
時期や場所を全く指定しないでいいのであれば、
歴史上で過去に何度も起こっている様な出来事、
例えば「要人の暗殺」や「独裁者・あるいはそれに近いものの出現」、
「内戦」「異国からの侵略」などは、適当に予言しておけば
まず、外れることは無いといっていいだろう。
この場合、中東や中南米、アフリカなどの一部政情が不安定な
地域の名前を取り込んでおいても、予言は問題なさそうである。
当然、地震や台風、津波や火山の噴火などの自然災害についても、
時期と場所さえ指定しないでいいのであれば、
これはいつか必ず的中する予言を出すことが出来る。

ノストラダムスの予言詩には、
ハッキリとした時間が書かれていないものが多く、
場所についても、非常に抽象的なものが多い。
ある意味では、非常に予言しやすい条件である上に
彼のスタイルである4行詩の予言詩は、
さらにその言葉の意味をあいまいにし、拡大解釈の幅を広げている。
それをそっくりマネして、500年先のことまで予言するとなれば、
結構思い切ったことを予言していても、
それなりに「当たっている」と解釈してもらえるものは、作れそうである。
ただ、それをしてしまえば、その予言にはノストラダムスの場合と同じく、
一定の胡散臭さを持たせることになってしまう。
さすがにそれでは面白くない。

ということであれば、やはり予言をする以上、
時期、というか時間についてはしっかりと指定する
「攻め」の予言をやりたい。
言葉にしても、曖昧な要素を極力排し、ストレートに表現する。
「明日の天気は晴れです」くらい、ズバっとしたものを出したい。
(それは「予言」ではなく「予報」だ、といわれるかも知れないが……)
そうなってくると、場所の指定などもはっきり言い切ってしまいたい。
ずばりいって、こちらの方でも解釈の「幅」になる様な表現を廃し、
ストレートに表現する方向で行きたい。

そうした後、何を予言してみればいいか?と考えてみた所、
「(近い)将来、確実に起こるとされている」自然現象について、
その時期を予言してみてはどうか?と思い至った。
つまり、具体的には、
「富士山が噴火する時期」と「南海トラフ地震の起きる時期」を
予言してみようというわけである。

これらの2つの事象については、将来、必ず起きると考えられている。
火山の噴火も、海底プレートのひずみによる地震も、
風船に空気を入れ続けている様なもので、いつか必ず破裂する時が来る。
「南海トラフ地震」に関しては、30年以内に起こる確率は
70〜80%以上と報道されることもある。
予言をするという意味で言えば、「起こる」といっておけば
まず外れることのない予言といえる。
同じように「富士山の噴火」に関しても、
TVに出てくる専門家などは「いつ噴火してもおかしくない」などと、
したり顔で断言している。
これまた「噴火する」と予言しておけば、まず外れることはないだろう。
どちらの自然現象にしても、近い将来「起こる」のは
確実視されているため、予言する余地というのは、
「いつ、起こるか?」という一点にしか残されていない。
そこの非常に狭い範囲を、予言してみようというのである。

まず「富士山の噴火」の方である。
自分は火山学者でも、占星術師でも、まして超能力者でもないので、
彼らのそれとは全く違う方法で、噴火時期を割り出さねばならない。
こういう場合、予想を立てるのに重要なのは過去の噴火記録だ。
しっかりした噴火記録が残っているもっとも古いものは482年のもの。
つまり、おおよそ1500年分の噴火記録があるわけだ。
この噴火記録を、方眼紙など目盛りの入っている紙に書き込むと、
噴火のタイミングを視覚的に捉えることが出来る。
そこからもっとも間隔の長い休眠期間を見ると、
これが352年間ということになっている。
ただ、記録にはただ「噴火」とあるものと「大噴火」とあるものの
2つがある。
この「大噴火」は、噴火頻発期である800〜1000ごろに2回、
記録されている最後の噴火である1707年の1回である。
これが大噴火のタイミングだとすれば、おおよそ900年に1回、
大噴火を起こすということになり、次は2600年ごろということになる。
大分先だ。
では、次の噴火がいつ起きるか?ということだが、
記録されている中でもっとも間隔があいているのが352年間、
その次が299年間である。
雑な計算であるが、この2つの休眠期間の平均を割り出し、
それで次の噴火が起こるとすれば、
1707年の325年後である2032年に
富士山は噴火するということになる。
つまり予言としては
「2032年、富士山は噴火する。
 ただ大噴火ではなく、被害は意外と小規模だろう」
となる。

「南海トラフ地震」についても、同様の手法で予測を立ててみる。
実際に方眼紙の上に過去のデータを落とし込んでみて、
面白いことに気がついた。
こちらは噴火よりも、ずっと間隔に統一感がある。
おおよそ200年、最長で300年ほどの間隔になっている。
ただここ最近は、この間隔が狭まり、
90〜150年ほどの間隔になっている。
もし200年間隔で地震が起こるとすれば、次は2145年、
90年間隔で起こるとすれば、次は2035年ということになる。
間隔が狭まってきていることを考えれば、
こちらの方をとるのが正解だろう。
つまり予言としては
「2035年、南海トラフ地震が起こる」
ということになる。

というわけで「富士山の噴火」と「南海トラフ地震」の
発生時期を予言してみた。
読んでいる人の中には、あれ?これひょっとして予言じゃなく、
予測じゃね?と思っている人もいるだろう。
そこの所については目をつぶってくれるとありがたい。

もちろん、予言が外れたとしても、一切責任は負えないので、
あくまでも「ネタ」程度に受け取ってほしい。

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