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草刈り機の事故

投稿日:

By: yoppy

少し前に、地区の草刈り作業に参加したことを書いた。

当然、この時期のことだから、
酷暑の中での作業ということになるのだが、
2時間ちょっと、炎天下の下で作業をするとはいえ、
うちの地区の場合、よその地区と比べれば、いささかは楽である。
その理由は、参加人数の多さにある。

うちの地区は、ここの所、急激に新しい家が増えた新興住宅地で、
人口がどっと増えている。
たつの市のほとんどの地区が高齢化し、
人口が、それも若い人の割合が激減していることに比べれば、
全く希有なことといえるだろう。
当然、草刈り作業の様な共同作業に参加する人数も多いし、
その平均年齢を見ても、かなり若いということになる。
そんなわけだから、1人あたりの作業量はかなり少なめだし、
人数が多いものだから、何をするにしても
比較的、手早くすませることが出来る。
草刈り作業の場合、その大人数がいくつかの組に分かれ、
それぞれの場所の草を刈っていくということになるのだが、
その別れた1つの組でさえ、他所の地区の全ての人数に匹敵している。
全く、この高齢化・過疎化のご時世にありがたいことである。

うちの地区の草刈り作業は、いくつかの役割ごとに別れて
作業を進めていくのが、恒例になっている。
草を刈る役、刈った草を集める役、
これを集積場に運んでいく役である。
この中で、もっとも花形といえるのが、草を刈る役だ。
それぞれが、自前の草刈り機を持ち込んで、
ワサワサと生い茂っている草を、刈り払っていく。
この草刈り機を使っての草刈り作業というのは、
これを行なっている者の性格が、如実に現れる。
マメな性格の人間がやれば、きっちりと地面スレスレの所を
地面に平行に滑らかに仕上げるが、
大雑把な性格の人間がやれば、あちらこちらに刈り残しがある上に、
まるで地面が波打っているような、酷い虎刈りになる。
たかだか機械を使って草を刈るだけのことなのだが、
その出来上がりには、天と地ほどの差ができてしまう所が、
なんとも面白い所である。

さて、ここ最近のことなのだが、
TVのニュースなどで何度か、この草刈り機による
事故のニュースがあった。
夏場は、雑草の伸びるスピードも速いため、
自然と草刈り機を使用する機会も増える。
従って、この時期に草刈り機の事故が多くなることは当然なのだが、
やはりこの暑い時期のことである。
ついつい、涼しい格好で作業を行ってしまったり、
目や顔のガードをつけなかったりすることが、
余計な事故を引き起こしたり、事故をより大きくしているようだ。
酷い場合だと、回転刃に巻き込まれて指を切断したり、
回転刃が弾き飛ばした小石が目に当たって、
大怪我をしたりということも起こっている。
夏場には、この手の事故が多発しているということで、
消費者庁も注意喚起を呼びかけている。

さて、この「草刈り機」と呼ばれる農業機械だが、
実はいくつかのタイプが、存在している。
もっとも良く知られているのは、棒の先に回転刃がついていて、
これをベルトで体に固定し、棒につけられたハンドルを握って
操作するタイプのものである。
エンジン式のものと、電動式のものがあるが、
パワーや作業時間等では、やはりエンジン式のものに軍配が上がる。
ただ、電動式のものはエンジン式に比べると作動音が小さく、
住宅の庭の草を刈ったりする分には、充分に事足りる性能を持っている。
我々は、全く自然に「草刈り機」と呼んでいるが、
草刈りだけではなく、もっと広い用途に用いることができるため、
メーカーなどでは「刈り払い機」という名称を使っているようだ。
もちろん、この「刈り払い機」と呼ばれる機械が
もっとも多く使われていることは間違いないのだが、
これ以外の「草刈り機」というのも、ちゃんと存在する。

家庭用として使われているものでは、
手押し車のような形状の「草刈り機(芝刈り機?)」、
葉の部分が回転刃ではなく、バリカンのような
多重のハサミ状になっているものなどがある。
後者に関しては、棒の先に刈り刃のついているタイプの他に、
チェーンソーのようなタイプのものもある。
こちらは庭木の手入れにも使われる。
家庭用ではなく、水田や畑で使われるものの中には、
畦などの草を刈る、手押車式のタイプの草刈り機、
業者が道路の法面や、河川の土手などの広範囲の草を刈る場合に使う
乗り込み式の草刈り機などもある。

このように、様々な形状のものがある「草刈り機」だが、
作業のしやすさ、扱いやすさ、ということになると、
やはりこれは、もっとも良く見かける「刈り払い機」ということになる。
このタイプの「草刈り機」だと、
様々な形状の金属刃を使っていることが多いが、
最近では、この金属刃にかわってナイロン製のヒモが
取り付けられているものもある。
このヒモにはそこそこに固さがあり、これを高速で回転させ
柔らかい草に叩き付けることで、草を刈るという仕組みになっている。
金属刃の「草刈り機」に比べると、安全性は高くなっているが、
その分だけ刈り払い能力は低くなっている。
また、いくら安全性が高くなっているとはいえ、
高速回転しているナイロン製のヒモに手などが触れると、
やはり全く無事というわけにはいかないようだ。

草深い田舎に住むのであれば、
まるで必需品のような「草刈り機」だが、
我が家では、全くといっていいほど使われることが無かった。
大方の場所の草は、大体、婆さんが鎌などを使って
刈ってしまっていたし、
実際、それだけで我が家に雑草がはびこることも無かった。
婆さんがいなくなり、父親が1人で住むようになると、
父親は雑草対策に、除草剤や電動草刈り機を買い込んでいたが、
結局、それらはほとんど使われる事なく、
我が家の敷地は、草が生い茂るままになっていた。
どうやら、父親の方はこれらを買い込むと、
それだけで草を刈ったような気になってしまい、
ほとんど除草作業をすることは無かったようだ。

父親が亡くなり、自分がここに住むようになると、
今度は自分が鎌などを使って雑草を処理するようになり、
家の周りは随分キレイになった。
父親の買った電動草刈り機は、どこに仕舞い込んだのか
全く見当たらず、除草剤だけはたっぷりあるものの、
どうも自分は、この手の薬品を撒き散らすのには抵抗がある。
まあ、こまごまとした手作業による除草が苦にならない辺り、
自分の性格は父親よりも、婆さんに似ているのかも知れない。

こういう現状にある限り、自分が「草刈り機」の事故を起こす
可能性というのは、全くの0だろう。
ただ、村の草刈り作業などで、他人と一緒に作業する以上、
貰い事故のような形で、被害に遭う可能性は、無くもない。

草刈り機を扱っている人間とは、適度な距離をとり、
安全な作業が出来るように、心がけたいものだ。

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