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雑感、考察

LEDライト

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我が家が、明るくなった。

こういう風に書くと、何かいいことでもあったのか?
なんて風に思ってしまうものだが、
この「明るくなった」というのは、雰囲気の話ではなく、
文字通り、「光」の明るさの話である。
ほほう、そういうことだと、今回のタイトルからして、
家の中の照明をLEDライトに変えて、
家の中が明るくなったという話か、となるが、
残念ながら、家の中の照明は以前のままである。

じゃあ、どういう事情で家の中が「明るく」なったのか?
と、なるが、何のことはない、うちの前に立っている電柱に
街灯が設置されたというだけの話である。
なんだ、それだけの話か、ということになるが、
家の前に、家を照らすような方向に街灯が設置されれば、
家の中の様子は随分と変わってくる。
辺りの明るさによって、街灯が点灯するようになっており、
この季節だと、大体、午後7時前後に点灯している。
そしてそのまま一晩中、街灯は点灯し続け、
朝、5時前後、辺りが明るくなり始めたら、
自動的に消灯しているようである。
ちょうど、我が家の南側から街灯の光が入ってくるので、
太陽の光が入ってきているのと、同じ感じである。
もちろん、光の強さは太陽光とは比べ物にならないほど弱く、
その光が家の中に差し込んできても、薄明るくなる程度だが、
なんといっても、それまでが暗かった。
たつの市という地方都市の、そのハズレにあるような田舎なので、
夜中といえば、真っ暗闇というのが普通だったのである。

しかし、我が家の周りは住宅地として整備され、
新しい家がたくさん建ったことと、
山陽自動車道龍野西インターのライトがかなり明るく、
うちまでその光が届くこと、
近くに出来た大きな公園に、いくつもライトが設置されたため、
その光がうちまで届くことなどから、
真っ暗闇、なんてことにはなっていなかったが、
それでも夜中にトイレに行く場合など、
廊下の電灯をつけなければ、歩けない程度には、
家の中は暗かったのである。

ところが、家の前に街灯が設置され、
その光が一晩中、家を照らすようになってから、
家の中は、夜中といえども、うっすらと見える様になった。
自分の部屋の電灯を全て消しても、
部屋の中の様子はよく分かるし、
家の南側のサッシから光が差し込んでくるので、
夜中といえども、電灯をつけないまま、
家の中を歩き回れるようになったのである。

光に敏感な人なら、眠れなくなったり、
落ち着かなくなったりしていたかも知れない。
しかし、幸いなことに、自分は光に敏感な方ではない。
夜中に部屋の中が薄明るかろうが、問題なく眠ることが出来るし、
それが気に触ってしようがない、なんていうこともない。
ただ、やはり、これまでずっと暗かった家の中が、
ずっと薄明るくなったというのには、ちょっと違和感がある。
自分のように、光に鈍感な人間ですら違和感を感じているのだから、
光に敏感な人が、この環境にさらされれば、
やはり文句を言いたくなるかも知れない。
そういえば、随分と前に、
家の前の電柱に街灯を設置する件について、
同意書を書いてくれと頼まれたが、
なるほど、そういうものを書いてもらって
おかなければならないほどに、
「光」に対する苦情というのは、多いのだろう。

その街灯であるが、自分が今までに知っているものといえば、
水銀灯を使ったものか、蛍光灯を使ったものだけだったのだが、
我が家の前に設置されたのは、LEDライトを使ったものであった。
よくよく見てみれば、点灯部分には、
小さな白い光がいくつも光っており、
従来の街灯とは、様子が違っている。
LEDライトは、長寿命で消費電力が少ないといわれている。
その反面、どうしても明るさはイマイチというのが、
自分の中でのLEDライトの評価であった。
しかし、我が家の前に設置された、LEDライトの街灯は、
自分が考えていたものよりは、ずっと明るいのである。

LEDライトといえば、LED(発光ダイオード)を使った
照明器具のことである。
LED(発光ダイオード)自体は、
自分が子供のころから存在しており、
電子機器などの発光サインとして利用されていたが、
これが照明として使われ始めたのは、
そう古いことではない。
現在のように、白色照明としてのLEDライトが
使われるようになったのは、
1990年代に青色発光ダイオードが
開発されて以降のことである。
では、LED自体が発明されたのは、いつだったのか?
実は、炭化ケイ素の塊に電極を取り付け、
これに電圧をかけることによって、黄色く発光させる実験は、
1907年に行なわれており、
これが世界最初のLEDによる発光ということになっている。
つまり、100年以上前には、
その原理が発見されていたということになる。
現在のようなLEDは、1962年に発明された。
色は赤いLEDで、これでさえ、半世紀以上前である。
この赤いLEDもとにして、オレンジ色のLEDが作り出され、
さらに1970年代になると、緑色のLEDが発明された。
この緑色LEDも、それまでに開発された赤・オレンジのLEDの
改良発展版といえるものであり、
緑色というよりは黄緑色であった。
光の3原色のうち、一応は「赤」と「緑」が揃ったわけである。
当然、残る「青」色LEDの発明が待たれたが、
これはなかなか発明されず、
赤色LEDの発明から30年後の1993年になって、
ようやく「青」色LEDが発明された。
この「青」色LEDは、日本人研究者の手によって発明され、
大々的なニュースとして取り上げられたので、
覚えている人も多いことだろう。
この「青」色LEDを元にして、純粋な「緑」色LEDが発明され、
同じようにこの「青」色LEDを元にして、
「白」色LEDが発明された。
この「白」色LEDの発明によって、
LEDに照明としての未来が拓けることになった。

この「白」色LEDが世に出始めたころは、
小さなペンライトや、ヘッドライトなど、
その用途も限られたものだったが、
それ以降、さらなる性能の向上が図られ、
現在の様に室内照明や、街灯などにも用いられるようになった。
東日本大震災が起こり、原発事故が起こって以降、
世の中は「節電」の声が高くなり、
その流れに乗るような形で、
LEDライトはそのシェアを伸ばしていった。

そのLEDライト普及の波は広がり、現在、
我が家を外からLEDライトで照らすまでになった。
これが、普通の蛍光灯などの街灯であれば、
夏場、恐ろしいほど虫が集まってきて、
我が家も被害を受けることになったかも知れないが、
LEDライトは紫外線を出さないため、
紫外線に集まってくる虫たちは、全くよってこない。

そういう意味では、我が家も充分にLEDライトの恩恵に
預かっていることになる。

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