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雑感、考察

右と左、その言葉の意味。

更新日:

世の中には、いろいろな右と左がある。

道路には右折左折があるし、

腕には右腕と左腕がある。

古くは役職にも右大臣と左大臣があった。

変わった所では、政治の世界にも右と左がある。

右派・左派などともいわれるし、極右・極左なんてのもある。

右翼・左翼といえば、鳥の翼よりも政治団体が思い浮かぶ。

今回は、この右と左について書いていく。

方角では、右と左が全く逆を示すように、

政治思想という点で、右と左は相反する主張をしている。

イメージしやすいように、右翼団体、左翼団体の行動を示しながらみてみよう。

政治思想において「右」とは、保守・愛国・国粋主義を標榜している。

国粋主義というのは、あまり聞かない言葉だ。

国語辞典で調べてみると、

国粋主義……自国の特殊性を、他国より優れたものとして、

      それを守り、広げようとする考え方

とある。

確かに保守・愛国という言葉と、共通する所がある。

たまに右翼団体が、黒塗りのバスで走っていることがあるが、

そのバスを良く見てみると、国粋主義に準じた言葉が書かれている。

では、この反対の「左」とはどういうものなのか?

一般的には、「より平等な社会を目指すための、社会変革を支持する層」

ということになる。

無論、これは理念上の話で、急進・革新・革命というのが、

彼らの標榜する所である。

国語辞典で「左翼」という言葉を引いてみると、

左翼……社会主義者、共産主義者

となっている。

随分とばっさりとした表現である。

右翼団体と違い、左翼団体というとすぐには思い浮かばないが、

昔、学生運動がかなり流行った時期があった。

自分などがまだ生まれる前のことなので、

基本的にはTVのVTRで見ただけなのだが、

わかりやすい左翼団体といえば、まさにあの学生団体である。

学校内にバリケードを築いて立てこもり、警官隊と火炎瓶でやり合っていた

あの学生集団が、わかりやすい左翼団体である。

黒塗りバスの右翼団体と、バリケードと火炎瓶の左翼団体。

こういう風に書くと、両方ともロクデナシみたいに思われるかもしれないが、

これはあくまでわかりやすい、極端な例を挙げたに過ぎない。

政治思想というか、政治的な考え方の話なので、

極端な話、既存の政党や政治団体、はては政治家個人に至るまで、

この「右」と「左」という考え方で測ることができる。

じゃあ、政治の世界には「右」と「左」しかないのか?ということになると、

実はちゃんと「中」というものもある。

政治の世界では「中道」と呼ばれるものだ。

右・左、あるいは保守・革新にかたよらず、中正の政治をしようとする主義だ。

言葉を聞く上では、一番まともそうに思える。

しかし、この「中道」というのは、

周りの状況によって見られ方が変わってくることもあり、

そういう中で、主張が変わってしまうこともある。  

あくまでも「右」・「左」があっての「中道」ということだろうか。

実際に政治関係のニュースなどを見ていると、

「右派」、「左派」などという単語が出てくることもある。

それだけではなく「中道左派」とか「中道右派」などという言葉もある。

意味合い的には、基本真ん中、やや右(左)寄り、みたいな所だろうか。

なんとも中途半端、といってはなんだが、わかりにくいポジションだ。

そもそもが、である。

一体どういうきっかけで、政治思想を右・左で分けるようになったのか?

その大本を探っていくと、フランス革命にたどり着く。

フランス革命後、開かれた国民議会で、左側の席には革新主義者が、

右側の席には保守主義者が座っていたことが、「右」と「左」の始まりである。

「右」「左」の表現は国を越え、世界中に広がっていった。

ふと、疑問に思うことがある。

社会主義国や、共産主義国というものがある。

ここでは、国を挙げて社会主義や共産主義を取り入れているわけだ。

つまり、先の「左翼=社会主義者・共産主義者」という図式でいえば、

国を挙げて「左」ということになる。

彼らは国を挙げて成し遂げた「社会主義・共産主義」を「保守」しようとする。

彼らは「左」なのか「右」なのか?

また、そのような国で「革命」を起こそうと考えた場合、

やはり「左」ということになるのだろうか?

それとも「左」を倒そうとするのだから「右」?

なんとも複雑怪奇なことである。

今回は、政治思想による「右」と「左」というものについて書いた。

少なくとも、思想をもって政治をしている限りは、

この分類の上に、その身を置くことになる。

あの政治家は「右」なのか?「左」なのか?

あの政党はどれくらい「右」なのか?それともどれくらい「左」なのか?

思想の強さは数字化できるものではないが、

これを0~100の間で数値化し、プロフィールに入れると面白いかもしれない。

お、この政治家の「右力(みぎりょく)」は70か。

この政党に入るには「左力(ひだりりょく)」が40以上必要なのか。

この団体は「右力」「左力」ともに20以下の人しか入れません。

まるでテレビゲームかカードゲームだが、

そんな風になれば、政治に興味を持つ人も、少しは増えるかもしれない。

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