雑学、雑感、切れ味鋭く、思いのままに。

Falx blog 2

雑感、考察

世代抗争

投稿日:

世代抗争、というものがある。

たとえば中高年は、若者を「このゆとりがっ!」とののしり、

若者は「この老害がっ!」とののしる。

これは別に今に始まったことではなく、

古くは江戸時代の書物にも「最近の若者は~」というような記述が

残っているそうである。

ジェネレーションギャップ、というのはいつの時代にもあるものらしい。

昭和生まれが、平成生まれを厳しくののしる。

「平成ライダーなど、ライダーとは認めん!」

そう。

今回は仮面ライダーの話である。

仮面ライダーは1971年、毎日放送系列で第1作目が始まった。

当時の特撮ヒーローと言えば、なんといっても円谷プロ制作の

ウルトラシリーズの天下だった時代である。

これに対抗すべく、ウルトラシリーズとは別のコンセプトで生み出された

ヒーローが仮面ライダーだった。

東映が生んだこの人気シリーズは、第1作の「仮面ライダー」から

第5作の「仮面ライダーストロンガー」まで途切れることなく、

続けて放映された。

その後、4年の空白期間を経て、新シリーズ「仮面ライダー」と

「仮面ライダースーパー1」が続けて放送された。

さらに7年間の空白期間を経て、「仮面ライダーBlack」

「仮面ライダーBlack RX」が続けて放映された。

定義上では、ここまでが「昭和ライダー」ということになる。

ここから10年以上の空白期間を経て、2000年、

新シリーズ「仮面ライダークウガ」が始まる。

これまでのTVシリーズとは設定上のつながりもない、

全く新たな世界観による仮面ライダーであった。

ここに平成ライダーシリーズの幕が上がる。

以降は全く途切れることなく、現「仮面ライダー鎧武」まで続くことになる。

この昭和ライダーと平成ライダーを戦わせようというのが、この春公開される

「平成ライダー対昭和ライダー ライダー大戦」という映画である。

ある意味で、夢の対決を実現した映画である。

世の中には「対決もの」というジャンルがある。

例を挙げてみれば、「モスラVSゴジラ」などがその典型になる。

別番組の主人公同士が「対決」することをウリにした映画である。

先に挙げた「ゴジラ」のVSシリーズを始め、「マジンガーZVSデビルマン」

「名探偵コナンVSルパン3世」、ゲームでいえば

「レイトン教授VS逆転裁判」なんていうのもある。

この「対決もの」はタイトルに「VS」とついているものの、

対決することがなく、実は仲良く共通の敵と戦うものと、

実際にヒーロー同士が戦うものに分けることができる。

正直な感想をいえば、やはり「VS」とは名ばかりの共闘よりは

ガチンコでヒーロー同士が戦ってくれる方が、面白い。

で、今回のこの映画である。

先の「平成ライダーなど、ライダーと認めん!」の台詞のあるように、

昭和ライダーと、平成ライダーがガチンコでやり合うのが、見所のようだ。

そういう意味では、非常に楽しみな映画と言える。

ちなみに映画のホームページにおいて、平成と昭和、

どちらが勝つのかを投票で決めるらしい。

と、いうことは一応決着がつく、ということでいいのだろうか?

今回の映画では、本郷猛役で藤岡弘、神敬介役で速水将が出演するということ

なので、オールドファンにはたまらない作りとなっている。

もちろん自分は昭和ライダーの勝利を信じています。

Related Articles:

にほんブログ村 その他生活ブログ 雑学・豆知識へ
にほんブログ村

スポンサーリンク
スポンサーリンク

-雑感、考察

Copyright© Falx blog 2 , 2024 All Rights Reserved Powered by STINGER.