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黒田官兵衛大河ドラマ館

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前回、新年早々、
去年の大河ドラマ「軍師官兵衛」について書いた。
新年2つ目の記事も、同じく「軍師官兵衛」についてだ。

去年の1月、大河ドラマ「軍師官兵衛」の放送が
始まるのと同時期に、姫路城前の家老屋敷跡公園内に
「ひめじの黒田官兵衛大河ドラマ館」が建てられた。
これは、大河ドラマ「軍師官兵衛」の魅力を
タップリと味わってもらうために作られた、
テーマ館である。
中には、ドラマで使用された衣装やパネルなどを展示、
黒田官兵衛時代の姫路城の模型や、
官兵衛の入れられた有岡城の土牢の再現など、
「軍師官兵衛」を見ていた人ならば、
存分に楽しめる展示が揃っている。

2015年1月1日。
早朝の的場山元旦登山を終えた自分は、
初詣をすませ、この「大河ドラマ館」へと足を運んだ。
元旦、ということもあり、道路も混むことなく、
お昼前には現地に着くことができた。
この「大河ドラマ館」は、
1月10日までの開催ということになっており、
後10日ほどで終了してしまう。
ちょうどドラマも最終回を迎え、
気分も盛り上がっている中、
元旦の空いた時間を利用して、見に来たのである。

「大河ドラマ館」すぐ横の、
大手門駐車場に車を停めたのだが、
年末年始で帰省している人が多いのか、
駐車場には地元姫路ナンバーのみならず、
大阪ナンバー、徳島ナンバーの他、
遠くは東京ナンバーの車も停まっていた。
この大手門駐車場からは、「大河ドラマ館」だけでなく、
国宝姫路城や、その中で開催されている
「官兵衛の歴史館」も見て回ることが出来る。
行楽施設や商業施設の正月休業が多い中、
帰省客が充分に楽しめるイベントが、
姫路城周辺で、まとめて開催されているのだ。
初詣等が終われば、わりと暇になりがちなお正月には、
まさに格好のイベントである。

「大河ドラマ館」の前まで来てみても、
行列などが出来ている様子はない。
意外と人が少ないのか?と考えながら、入場してみると、
さすがに中は人で一杯で、
ひととおり展示物を見て回るのには、
結構な時間がかかってしまった。

意外だったのは、観客の中に子供が多かったことだ。
NHKの大河ドラマ館など、
子供受けはしなさそうだが、
子供たちは退屈そうにしておらず、
それぞれの展示物を、
大人と一緒に、楽しそうに見学していた。
展示物の中には、「戦国軍師診断ゲーム」など
子供受けしそうなものもあったのだが、
子供がそれらに夢中になることもなく、
大人と同じように一般の展示を楽しんでいた。
(先に書いた「戦国軍師診断ゲーム」は、
 あまり人がおらず、ちょっとやるのが恥ずかしかった)
歴史好きな子供達なのか、
それとも「軍師官兵衛」が、若い世代にも受けていたのか?
どうやら後者の方らしい。

館内での写真撮影は、基本的に禁止である。
「基本的に」という言葉をつけたのは、
実は館内には2つ、撮影ポイントとされている場所があり、
そこでの写真撮影は、許可されているからだ。
その2つの場所というのが、
先に書いた「土牢体験コーナー」と、
官兵衛の居室を再現した「官兵衛の居室コーナー」だ。
ドラマの中に出て来る場所を再現したコーナーで、
どちらも官兵衛になり切って、写真を撮ることが出来る。
ただ、見学者が多く、写真撮影が困難と判断されると、
写真撮影を禁止することもあるそうだ。
少し残念ではあるが、混雑している時は、
係員の指示に従おう。

ぐるりとひととおり展示物を見て回り、
出口付近にさしかかると、ドラマを演じていた出演者達の
直筆のサイン色紙を展示してあるコーナーがある。
大物俳優のサイン色紙も多く、
さすがにNHKの大河ドラマだなー、と感心させられる。
意外なあの役者が、字がヘタクソだったり、
もっと意外なあの役者が、達筆だったりする。
茶目っ気たっぷりなサインを書いている役者もいる。
中には、わずかな期間しか出演していなかったため、
え?この役者って「軍師官兵衛」に出てたっけ?
と思ってしまうような人もいる。
それらを含めて、意外に見所のあるコーナーだ。

ひとつ、この「大河ドラマ館」を見て回る上で、
注意しておきたい点が、
「館内にトイレがない」という点だ。
館内でトイレに行きたくなってしまった場合、
展示を見るのを止めて、館の外に出ないといけない。
幸いトイレは近くにあるのだが、
落ち着いて館内を見て回るためにも、
トイレは館に入る前にすませておこう。

ちょうどお正月中の1月1日~3日の間、
「官兵衛からのお年玉」ということで、
この「大河ドラマ館」が無料で開放されている。
通常は大人(高校生以上)500円、
子供200円の入館料がいるのだが、
(姫路城との共通券もある)
これが無料という、太っ腹な企画である。

去年、「軍師官兵衛」を見て、
黒田官兵衛や姫路に興味を持ったのなら、
このお正月中に、姫路城周辺で行なわれている
「黒田官兵衛」の各企画展を見に行ったり、
市内の「官兵衛ゆかりの地」を、見て回るのもいいだろう。

まだ気づいていなかった、新たな官兵衛の魅力を、
発見することが来出るかもしれない。

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