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仮面ライダーアマゾン 第3話 感想

更新日:

長老・バゴーによって改造手術を施され、
さらにその催眠暗示によって日本へやって来た
仮面ライダーアマゾンこと山本大介。
日本の文明社会には馴染めないし、言葉も通じない、
さらにはゲドンなんていうワケのわからない秘密結社に狙われて、
もう散々なアマゾンなのだが、今回はそんなアマゾンが
ライダーシリーズではお馴染みのあの人物と出会う。

第3話「強くてハダカで速い奴!」

冒頭、ゲドンのアジトの中で十面鬼が何やら呪文を唱えながら
口から泡を吹き出す。
赤い液(血ではない)を吐いたり、泡を吹いたりと
思わずその健康状態が心配になってしまう。
だが、その十面鬼の吐いた泡の中からは、カマキリ獣人が誕生する。
十面鬼はカマキリ獣人に、人間を襲ってアマゾンライダーをおびき寄せ、
アマゾンを倒して彼の持つ「ギギの腕輪」を奪うよう命令する。

一方、学校から帰ってきたマサヒコ。
早速、今日もアマゾンを探しにいこうとするが、
そんなマサヒコに姉のりつ子は良い顔をしない。
曰く「アマゾンがやって来てから、おかしなことばかり起こっている」
ということらしい。
それでも出かけるマサヒコにリンゴを渡す辺り、
第2話のときに比べれば、ずいぶんと扱いは良くなってきているようだ。

当のアマゾンは、バイクレースが行なわれている会場付近に潜んでいた。
轟音と土煙をたてて、疾走するオフロードバイクたち。
それを見たアマゾンはそのあまりの激しさに恐怖を覚えたようだ。

そんなバイクレース会場にカマキリ獣人が現れ、
走っているレーサーたちに口から泡を吹きかける。
泡を吹き付けられたレーサーたちは次々に倒れてしまう。
そして、その襲われたレーサーたちの中に「あの男」がいた。
仮面ライダー1号、2号、V3、Xと共に悪の組織と戦った立花藤兵衛だ。
どうやらGOD機関との戦いの後、現役のレーサーに復帰していたらしい。
カマキリ獣人に襲われ、足に泡を吹き付けられてしまう藤兵衛。
途端、足は満足に動かなくなり、思わず藤兵衛は叫ぶ。
「誰か!助けてくれ!」
その声を聞いたアマゾンこと山本大介が駆けつけ、
背後からカマキリ獣人に襲いかかる。
カマキリ獣人の鎌に苦戦しながらも獣人に組み付き、必死で噛みつく大介。
そして戦いの最中、藤兵衛の目の前でアマゾンライダーに変身する大介。
それを目にした藤兵衛は呟く。
「変身だ……!」
アマゾンは崖から突き落とされた藤兵衛を受け止め、
共に流れる滝の中を転がり落ちていく。

滝から落ちたアマゾンを見失ったゲドンの獣人たち。
十面鬼は何としてでもアマゾンを探し出す様、厳命する。

一方、無事に滝壺から這い上がったアマゾンと藤兵衛。
藤兵衛はアマゾンの正体、何故変身できるかを聞こうとするが
アマゾンには言葉が通じない。
そこにアマゾンを心配するマサヒコがやってくる。
マサヒコを見て、高坂教授の甥っ子だと言う藤兵衛。
どうやら藤兵衛と高坂教授は友人だったらしい。
「アマゾン、これが高坂の言っていたあの男か……」
おまけにアマゾンについても、ある程度話を聞いていたようだ。
マサヒコはアマゾンをアマゾンライダー、
つまり仮面ライダーだと告げる。

どこかの廃屋の中。
アマゾンが藤兵衛の足のケガを治療している。
前回、現代医療でも治せなかった奇病(怪人の毒)の薬を作ったり、
今回、藤兵衛の足のケガの治療をしたりと、
どうやらアマゾンには独自の、高い医療技術があるらしい。
治療が終わったアマゾンに、マサヒコは亡き父の来ていた
上着を着せようとするが、ギギの腕輪が邪魔になって
着せることが出来ない。
「この変な腕輪、とれないのかい?」
マサヒコが尋ねるが、アマゾンは首を横に振るばかり。
どうやら移植手術によって、ピッタリと腕に貼り付いているようだ。

マサヒコががっかりしていると、突如、外から奇声が聞こえる。
カマキリ獣人によって、川に来ていた釣り人が襲われたようだ。
すぐさまアマゾンが駆けつけるが、すでに獣人姿はなく、
そこにやってきた釣り人の仲間たちによって犯人に間違われ、
襲われてしまう。
必死になって現場から逃げ出すアマゾン。
自分が犯人ではないと伝えることが出来ないもどかしさ、くやしさ。
アマゾンは荒れて、隠れ家の中を破壊しながら「バカヤロー」と叫ぶ。

後日。
藤兵衛は、アマゾンにバイクを見せる。
先日助けてもらった御礼、ということらしい。
だが、レース会場でのことを思い出し、
バイクに激しい拒否反応を示すアマゾン。
バイクを担ぎ上げ、海の中へと投げ捨ててしまう。
だが、藤兵衛はもう1台バイクを用意していた。
自らバイクに跨がり、その操縦法法を説明する藤兵衛。
「これはお前よりも速いんだ!悔しかったら追いついてみろ!」
そういってバイクで走り出す藤兵衛。
さすがのアマゾンもバイクの速さにはついていけず悔しがるが、
藤兵衛本人もバイクごと海の中に突っ込んでしまう。

海から上がり、焚き火にあたる藤兵衛。
マサヒコは薪をとりにいくが、
そこをゲドンのジューシャに攫われてしまう。
マサヒコの悲鳴を聞いたアマゾンはとっさにバイクに飛び乗って
ジューシャたちを追いかけ、マサヒコを奪い返す。
だが、そこに現れるカマキリ獣人。
アマゾンはマサヒコを藤兵衛に預けると、
アマゾンライダーへと変身する。
アマゾンライダーに変身してからは、かなり一方的な戦いになる。
終始、アマゾンは獣人を圧倒し、
気がつけば、口から泡を吹きばったりと倒れるカマキリ獣人。

かくしてゲドンの野望は、今回も潰えたのであった。

「ライダー」シリーズお馴染みの立花藤兵衛登場回。
今までのシリーズでは、常にライダーの良き理解者で
指導者的な立場だった藤兵衛だが、相手が野生児アマゾンでは
全く勝手が違うようである。
それでも、そんなアマゾンにしっかりと寄り添おうとする辺り、
藤兵衛の人間の器というのは相当に大きい。
改めて、立花の「おやっさん」の魅力が引き出されている気がする。

さらに当初、バイクに強い拒否感すら覚えていたアマゾンだが、
藤兵衛の粘り強い教育(?)と、マサヒコの危機を前にして
ついに自らバイクに跨がるようになる。
それにしても、たったあれだけの説明でバイクを乗りこなす辺り、
とんでもない学習能力と、運動能力である。
そう考えれば、ある意味、あのIQ600の本郷猛よりも
アマゾンの方がずっと天才なのかも知れない。
よくよく考えてみれば、日本にやって来て
まだほんの少しの時間しかたっていないのに、
結構な量の日本語を覚えているようだし、
ここまでに見せた高度(?)な医療技術など、
ひょっとしたらこの野生児こそが、一番の天才ライダーなのかも知れない。

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