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ウルトラマンジード〜20話まで 〜その2

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今回も前回に続き、「ウルトラマンジード」の20話までの
ざっとした流れと感想を書いていく。
今回は17話から。

17話「キングの奇跡!変えるぜ!運命!!」

前回、ベリアルの変身したキメラベロスとの戦いの末、
その体内に取り込まれてしまったウルトラマンジード。
その後、姿を消してしまったキメラベロスだったが、
彼は月に居た。
自らの体内に取り込んだ息子・ジードを、
精神的に懐柔してしまおうと企んでいたのである。
キメラベロスが月に居ることを知ったウルトラマンゼロは、
すぐさま月へと向かい、キメラベロスとの戦闘を開始する。
だが、ジードを取り込んだキメラベロスは強く、ゼロは苦戦。
一方、ライハは頭の中に響く謎の声の導きによって、
かつてのクライシスインパクトの爆心地となった場所、
自らの生まれた病院へと向かった。
そこで自らに宿っているリトルスターの力が、
ウルトラマンキングの力であることが判明。
かつてライハ出生の折、生命の危機に瀕した娘を救いたいという
彼女の両親の願いがキングに届き、キングはライハを救っていたのだ。
キングの力によって、ジードがベリアルに取り込まれ、
ゼロが苦戦していることを知ったライハは、キングの力を借りて
リクに正気に戻るように呼びかける。
その呼びかけにより、リクはかつて、
自らがヒーローに憧れるきっかけとなった
ヒーローショーでの出来事を思い出し、
ついにベリアルの精神支配を脱する。
キメラベロスの体内から脱出したジードは、ゼロに変わって戦闘を開始。
2人の戦いは地球へと舞台を移し、ソリッドバーニング、
アクロスマッシャー、マグニフィセントと姿を変え、
ライハのリトルスターの力を得て、
ついに最強形態・ロイヤルメガマスターへと姿を変えた。
ジードの最強形態の前に、キメラベロスは全くかなわず、
敗北するのであった。

……あれ?ベリアルはラスボスじゃなかったのか?
ともあれ、ジードが最強形態になれるようになったストーリー。
見た目の問題で支持率が低く、人々になかなか信用されなかったジードが、
人々の声援を背に受けて戦うのは、感動的ですらある。
そういう意味では、ここも1つのターニングポイントだろう。

18話「夢を継ぐ者」

リクとの戦いに敗れ、主であったベリアルをも失ってしまった伏井出ケイ。
彼は記憶を失い町を彷徨うが、「AIB」やリクたちは
そんなケイを捕らえようと追跡する。
さらにそこに、ケイを殺してベリアルの後釜に座ろうする
三面怪人・ダダも現れ、レギオノイドに乗り込み襲いかかる。
町で暴れるレギオノイドに対し、レイトはウルトラマンゼロに変身し、
戦闘に突入する。
一方、そのドサクサにまぎれて逃げ出したケイは、
ノンフィクションライターを名乗る女・石刈アリエに匿われる。
記憶をなくした指名手配のSF作家・伏井出ケイに
興味を示すアリエだったが、ケイは全く記憶を失っており、
何も思い出せない。
そんな2人の前に、ゼロを撃退したレギオノイドが現れ、
攻撃を仕掛けてくる。
レギオノイドの激しい攻撃のショックで記憶を取り戻したケイは、
閻魔獣ザイゴーグを呼び出しレギオノイドを撃破。
追いかけてきたリクを倒すため、ケイ自身も
サンダーキラーにフュージョンライズし、ジードとの戦闘に突入する。
2VS1の戦いで、不利になるかと思いきや、
最強形態であるロイヤルメガマスターにフュージョンライズした
ジードには全くかなわず、あっけなく撃退されてしまう。

「夢を継ぐ者」という、一見、正義っぽいタイトルだが、
実はそれは、ベリアルの悪を継ぐというもので、
悪役側に焦点が当てられたストーリーであった。
ボロボロの状態だった伏井出ケイが記憶を取り戻し、
石刈アリエという協力者を得る。
ケイが悪であることを知りながら、彼に協力するアリエ。
悪役側も面白いことになってきた。

19話「奪われた星雲荘」

ストーリー開始早々、伏井出ケイが星雲荘に乗り込んでくる。
不意をつかれたリクたちは、星雲荘の管理システム・レムの機転で
緊急避難をすることが出来たが、結果、
星雲荘はケイに乗っ取られてしまう。
途方に暮れるリクたちの前に現れた女性。
彼女は、レムが自身の人格をかりそめの肉体に移したものであった。
星雲荘の奪回を誓うリクたちだったが、星雲荘内のメディカルマシンで
ボロボロの体を復活させたケイが、レムの人格を乗っ取り、
メカゴモラに乗せてリクたちを襲わせる。
ジードに変身し、レムに呼びかけるリク。
葛藤の末、ケイの支配から脱したレムは、隙をついて星雲荘を奪回。
ケイを星雲荘から排除し、ジードに協力してメカゴモラを倒すのだった。

冒頭、ボロボロのケイが星雲荘の攻撃システムを乗っ取って、
レーザー攻撃を仕掛けて来るも、ライハは刀でこれを弾き飛ばす。
お前はジェダイか何かか。
ライハはかつて1人でケイを倒したこともあり、
そのままリクと2人で戦っていれば、普通に勝てたのではないだろうか?
一方、レイトの会社に取材を申し込み、
ウルトラマンゼロの活動を封じてしまう、石刈アリエ。
眼鏡を外し、ゼロの人格が表に出ても、
すかさず眼鏡をかけ直して、これを封じてしまう。
そんなことで、ゼロを封じることが出来るとは……。
レイトの方は、美人ノンフィクションライターの取材にデレデレで、
怪獣が現れても全く締まりがない。
変身して出動しようとするゼロに
「生活がかかってんですよ!」と文句をいう辺り、
普通の社会人がウルトラマンをやるのは、相当無理があるらしい。
それにしても父親のセブンといい、息子のゼロといい、
女がらみのトラブルの多いウルトラマンである。

20話「午前10時の怪鳥」

町に突如ギエロン星獣が出現し、ウルトラマンジードがこれを迎え撃つ。
しかし、どういうわけか、町の人たちは驚く様子も見せず、
戦っているジードも、どこかうんざりした様子である。
それもそのはず、ここ5日間ほど、毎朝10時に同じ場所に
ギエロン星獣が出現していたからだ。
その度に、ジードかゼロが出動してこれを倒しているはずなのだが、
翌日の同じ時間になると、やはり同じ場所にギエロン星獣が現れる。
連日の出動に、さすがのジードも疲れ気味である。
町の人たちも、すっかりこの状況に慣れてしまっていたわけだ。
「AIB」の調査によって、毎日現れているギエロン星獣は
同一個体であることが確認された。
つまり、倒したはずの怪獣が1日で復活して、同じ場所に現れていたのだ。
調査を進めていたリクたちは、レイトの娘・マユが
ギエロン星獣の破片を拾い、凍らせたのを目にして、
破片をすべて回収して凍らせてしまえばいいことに気がついた。
ジードとゼロは協力してギエロン星獣を倒し、
さらに町の人々による人海戦術でその破片を拾い集め、
これを冷凍処理。
ついにギエロン星獣の撃退に成功したのであった。

ウルトラセブン「超兵器R1号」に登場したギエロン星獣が再登場。
セブンのときの様に、兵器開発競争を揶揄したストーリーではなく、
何回倒しても蘇ってくる、厄介な敵として登場。
毎日やって来るギエロン星獣に、市民からジードへ
「いいかげんにしろ」と苦情が来る辺りが、平和なのか、なんなのか?
そんな文句をいいながらも、怪獣退治には協力してくれる。
この地球、かなりアットホームだ。
ただ、リクたちは気付かなかったが、今回のギエロン星獣の出現も、
伏井出ケイが絡んでおり、ジードの戦力分析の意味があったようだ。
ケイは「お前の力はこの程度か」と笑っていたが、
その程度の力に、お前もベリアルも
コテンパンにやられたのではなかったか?

残り話数的に、いよいよ終盤に差し掛かる「ウルトラマンジード」。
いろんな意味で異色の、この物語は、
一体、どのような結末を迎えるのだろうか?

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